コンテナ輸送のペーパーレス化を実現、「PutBox」が中国の海運大手から数億円を調達

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コンテナ輸送のペーパーレス化を実現、「PutBox」が中国の海運大手から数億円を調達

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コンテナ輸送のプラットフォーム「箱盟集運(PutBox)」が、中国の海運大手「中聯航運(CULines)」と、中聯航運傘下の投資会社「騰拓資本(TIME TOP CAPITAL)」から数千万元(約数億円)の戦略的出資を受けることがわかった。両者は今後協力をさらに深めていくとしている。

世界のコンテナ港の繁忙ランキングトップ10のうち、7つが中国の港であり、トップの上海港の市場規模は約250億元(約3500億円)に上る。上海港でコンテナ輸送を行うトラックの8割が箱盟集運のSaaSプラットフォームを利用している。

箱盟集運のプラットフォームのイメージ

箱盟集運の事業は、コンテナのトラック輸送のプラットフォームと、物流に関わる金融取引の2つに大別される。前者については、近年のEIR(Equipment Interchange Receipt、機器受け渡し証)のペーパーレス化のトレンドに順応する形で、ペーパーレスのためのツールとソリューションをプラットフォーム上で提供し、運送会社と港湾の運営を支えている。プラットフォームでは車両の自動手配、輸送の追跡、荷物情報の確認などのTMSシステム(輸配送管理システム)のほか、空きコンテナの情報、インボイスの発行、保険の手続き、コンテナシールのナンバー確認、荷役終了予定日時の確認なども可能だ。上海港では3000以上の運送会社がこのプラットフォームを利用しており、同種のプラットフォームとしては上海港最大の規模を誇る。

後者については、コンテナの陸上輸送の支払いの仲介を中心としている。箱盟集運は第三者として、運送会社が迅速に代金を受け取れるように立て替え、荷主には30〜40日間の支払い猶予期間を設定し、2%の手数料を受け取る。また、アリババ傘下のアントグループとともに信用情報システムを開発し、運送会社とトラック運転手の信頼度を点数付けしている。この業務は1日に100〜200台のトラックが利用しており、客単価は2000元(約3万円)前後である。

今回の戦略的出資を受けた後の予定について、箱盟集運の創業者兼CEOの呉峰氏は、上海港でのノウハウを活かし、グレーターベイエリア(香港、マカオと珠江デルタの9都市を統合した地域)で同様の事業を展開していきたいとしている。出資した中聯航運は広東省で保税倉庫を運営するなど、グレーターベイエリアでの影響力が強く、多くの支援を提供することができる。騰拓資本は広州港の陸上輸送企業とのつながりがあり、箱盟集運のプラットフォームがスムーズに展開できるよう支援していく。呉氏はさらに、グレーターベイエリアの次も展望し、すべての港湾の陸上輸送に対応できるようなプラットフォームを作り上げ、物流データを使った商業化を行いたいと語った。

(翻訳・小六)


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