海外企業向け微信(ウィチャット)公式アカウントの設定

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海外企業向け微信(ウィチャット)公式アカウントの設定

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中国のメッセージアプリ微信(ウィチャット)は、2011年の発足以来その規模を急速に拡大し、中国で最も人気のあるプラットフォームになっている。現在では月間アクティブユーザーが10億人という想像を絶する規模の大きさだ。

10億のユーザーの中には、個人ユーザーのほか、企業のカスタマーサービス、官公庁の手続き専用アカウント、企業アカウント、また医療機関予約アカウントまで存在する。その市場の大きさを利用して、国内海外問わず多くのビジネス関係者がこのアクティブなマーケットツールを活用しているのだ。

従来までは外国の企業が微信に公式アカウントを設定するのは非常に難しいことだった。中国の現地法人が必要なことや言語の障壁も相まって、アカウント一つを取得するのに大変な労力が必要だったのだ。それゆえに、多くの海外企業は微信アカウントを開設する手続きを行うために、現地の第三者を利用していた。

現地の第三者を利用してアカウントを取得した場合、微信アカウントは中国企業の所有となる。中国の会社を利用して微信アカウントを運用していることになるため、その現地の会社が閉鎖した場合、微信アカウントを使用することができないということになるのだ。

しかし、こういった不便も現在ではなくなっている。なぜなら、微信の海外企業向け公式アカウントがあるからだ。日本を含む海外の企業は微信の海外企業向け公式アカウントを取得すれば、中国企業の微信ライセンスを借用する必要はない。現在微信は海外の公式アカウント設定を許可し、申請した海外の企業ラインセンスで認証されることになっている。

代表的な例として、香港のドラッグストアWatsons(ワトソンズ)やUNICEF(ユニセフ)がある。これら企業やグループは海外専用の微信公式アカウントをプロモーションや販売促進に利用している。(出典:https://admin.wechat.com/)

3種類の公式アカウントの違い

国内版の微信公式アカウントにはサービスアカウントと購読アカウント、企業アカウントの3種類がある。以下にその違いを説明する。

サービスアカウントは、カスタマーサービス専用の窓口に用いられることが多い。ユーザーのメッセージに効率的に回答したり、プッシュ通知が使用できる。また、メニューのカスタマイズやAPIによる決済などの支援を行うこともできるのだ。

購読アカウントはコンテンツを定期的に発信しようとするコンテンツビジネスに適している。購読アカウントにはプッシュ通知機能や支払サポート機能がないものの、読者に向けて能動的な情報発信を行うことができるのが特徴だ。中国では多くのユーザーが微信を通して情報収集をするため、購読アカウントの使用はブログよりも効果的な方法かもしれない。

購読アカウントの中にはカスタマイズができないものもあり、サービスアカウントより自由度は低いといえるだろう。また購読アカウントで発信したコンテンツは微信の購読フォルダ内にしか表示されない。微信ユーザーのチャット一覧に直接表示されるサービスアカウントの投稿とは異なるため、この点も理解しておきたい。

しかし、購読アカウントにはそれなりの利点もある。それは、1日に1回と高頻度で投稿ができることだ。サービスアカウントの場合は異なり、月に4回の投稿しか行うことができない。コンテンツを毎日発信したいのであれば、購読アカウントが効果的だろう。

微信の企業アカウントはサービスアカウントや購読アカウントとは異なった性質を持っている。このアカウントは主に社内で運用するためのツールなのだ。社員に通知メールを一斉送信したり、メンバー管理をしたりできる。
(出典:https://baike.baidu.com/item/%E5%BE%AE%E4%BF%A1%E4%BC%81%E4%B8%9A%E5%8F%B7/14691335?fr=aladdin)

微信公式アカウントの設定方法は?

微信アカウントを取得するには、まず海外公式アカウントの登録ページから申請手続きを行う。しかし、この方法で取得したアカウントは中国国内の微信ユーザーがフォローできないようになっている。あくまで海外専用の微信ということになるのだ。
(出典:https://admin.wechat.com/cgi-bin/readtemplate?t=ibg_en/en_faq_tmpl&type=info&lang=en_US)

この海外専用公式アカウントを有効化するには300人民元の費用が必要で、アカウントの有効期限は有効化した日から数えて1年間となっている。

しかし、この海外専用公式アカウントでは中国に住む多くの微信ユーザーへのプロモーションができない。中国でマーケティングを行いたいのであれば、中国国内から見ることができる微信の公式企業アカウントの取得が必要となる。そのためにはやはり、中国の現地法人が必要になるのだ。
(出典:https://admin.wechat.com/cgi-bin/readtemplate?t=ibg_en/en_faq_tmpl&type=info&lang=en_US)

微信を利用する際に知っておきたいこと

微信のアカウントを解説する前に利用規約をしっかり読んで理解しておく必要がある。微信は他のエンドツーエンド方式を採用したSNSとは異なるため、その点も了承しておくべきだ。

SkypeやLINE、WIRE、WhatsAppなどはエンドツーエンド暗号化技術を採用している通信アプリの代表的な例だ。これらのアプリでは情報をやり取りしている二者以外、第三者が通信に入り込むことができないようになっている。

中国では最も人気のあるプラットフォーム「微信」

微信の認定アカウントは海外企業にとって、中国でビジネス展開をする上で貴重なマーケティング資産となるだろう。微信企業アカウントの開設などをサポートしているところもあるので、ノウハウなどがない場合は活用することができる。

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