30台導入でスタッフ10人も削減 AI物流ロボット「Django Robotics」が資金調達

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30台導入でスタッフ10人も削減 AI物流ロボット「Django Robotics」が資金調達

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AMR(自律型協働ロボット)を開発する「姜歌機器人(Django Robotics、以下「姜歌」と略称)」がプレシリーズAで数百万ドル(数億円)を調達したことがわかった。出資者は「聯想之星(Legend Star)」だ。

姜歌は2019年末創業で、コスメ、アパレル、医薬品の倉庫内物流向けAMRソリューションを専門とする。物流倉庫ではAGV(自動搬送車)がよく使われているが、AGVは誘導装置を設置する必要があるため、導入時に倉庫の作業を一時中断しなければならない。AMRならその必要がなく、迅速に業務効率を向上できる。

直近10年間の中国の物流総額は年平均11.92%の成長を保っており、宅配業界は年平均42.36%の急成長を続けている。2019年の宅配物取り扱い件数は635.23億点に達し、世界最大の宅配市場となった。それに伴い、物流業における人件費の高騰や人手不足が課題として浮上してきており、ロボットの導入による解決が期待されている。

倉庫内の作業は荷物の仕分けと倉庫内の輸送の2種類に大別される。人間のみが作業する場合、通常60%〜70%の時間を移動に費やしている。姜歌のロボットは、この移動作業の自動化を目指している。

姜歌のBerrybot Plus 画像は同社公式サイトより

姜歌の主力製品は「Berrybot」シリーズで、代表的商品「Berrybot Plus」は最大荷重が100kg、移動速度が1.4m/秒、満充電での連続稼働時間が14時間である。

同社の共同創業者でCTOを勤める万海兵氏によると、姜歌のソリューションの導入にかかる時間は2日以内だ。導入の効果について、万氏は床面積8000㎡の倉庫の実例を使って説明した。当該倉庫にはもともと作業員が30名いたが、30台のロボットを導入したことで、10人に減らすことができた。移動はすべてロボットが担当し、作業員は積み下ろしのみを行う。これにより10時間かかっていた荷物の仕分け作業が6~7時間に短縮されたという。

AMRは単価が10万〜20万元(約170万円〜340万円)と高いが、姜歌の呉月忠CEOによると、上記の導入効果が実現できた場合、ロボット導入の費用は2年以内に回収することができ、業種によっては1~1.5年で回収することも可能だ。

姜歌は創業2年足らずの若い企業だが、すでにスポーツ用品の「李寧(Li-Ning)」、レゴなど大手顧客を獲得している。2020年の売上高は数千万元(数億円)で、90%以上が海外市場による。ロボット販売台数は数百台だ。2021年については、新型コロナの影響が長引いたことや人手不足が深刻化していることなどから、年間販売台数は国内市場を中心に500台以上になると見込まれ、売上高が250%に成長する可能性がある。呉CEOは、現時点で中国国内のAMRに対するニーズは300万〜500万台だと見ている。

AMRを開発する中国企業には、姜歌のほかにもAMRに特化した「霊動科技(ForwordX)」、「炬星科技(Syrius)」、AGVからAMRの開発に転換した「極智嘉(Geek+)」、「藍胖子機器智能(Dorabot​)」などがある。

AMRは今後物流業だけでなく、製造業での導入も期待されている。調査会社Interact Analysisによると、製造業向けの移動ロボット市場は中国と米国を中心に、2022年に32億ドル(約3500億ドル)に達し、その3/4がAMRになるという。

(翻訳・小六)

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