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世界最大級の取扱量 中国、コンテナ陸運をスマート化して効率向上

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コンテナ陸運向けスマートプラットフォームを運営する「箱信科技(Xiangxin)」がシリーズA+で数千万ドル(数十億円)を調達した。「明裕創投(Enlight Growth Partners)」が主導し、「招商局創投(China Merchants Venture)」が追加出資した。調達した資金はオンラインプラットフォームの開発、非効率部分の最適化、全プロセスのオンライン化、コンテナ物流のスマート化に充てる。

箱信科技は2015年設立で、同社のスマートコンテナ陸運プラットフォームはコンテナ輸送のプロセスを簡素化し、運転手の収入増加、運送会社の管理費削減、港の運営効率の向上を実現する。すでに中国の主な港を網羅し、中国、海外の提携企業は約1000社、運転手は1万人を超える。

上海国際海運研究センターのデータによると、20年の世界10大コンテナ港のうち、中国の港が7つを占めた。同年、中国の主な港のコンテナ取扱量は約3億TEUで、1000万TEUあたり約300社の運送会社と8000台のコンテナ輸送車がサービスを提供する。

上海国際海運研究センターのデータ

従来のコンテナ陸運物流モデルの最大の問題は、運送会社とトラック運転手間の情報が不均衡なため、物流の効率が低いことだ。箱信創業者の兪蕭氏は「スマートコンテナ輸送のプラットフォームモデルでは遊休車両や空荷を減らし、物流コストを抑え、プロセスを簡素化して輸送効率が向上する」と話す。

コンテナ輸送には、契約、通関申告、保険加入、貨物の確認、損害請求処理などさまざまなプロセスがある。箱信科技はエッジコンピューティングを活用した自主開発のバックオフィスプラットフォームで運転手、貨物、道路、車両などの情報をリアルタイムで把握する。アプリで受注から決済まで対応し、すべてのプロセスは可視化され、追跡も可能だ。このシステムにより大幅なコストの削減、生産性の向上を実現した。

同プラットフォームのユーザーは主に運送会社とトラックの運転手だ。

コンテナ輸送車

顧客に対しては、1.リアルタイム照会、最安値の享受、2.充実した輸送力、3.オンライン発注、トレーサビリティ、4.管理コストの削減などがセールスポイントになる。

このモデルは、運転手、トラック所有者、港にもメリットを提供する。

運転手とトラック所有者は、1.さまざまな目的地の注文から輸送経路を組んでくれるため、空荷の減少が可能、2. 毎日24時間カスタマーサービスが利用可能、3.売り上げや費用の速やかな入金などのメリットが受けられる。

港は、1.港の運営効率の向上、2.港や企業側の資源の有効利用 、3.コンテナ物流の集約的管理による混雑の緩和が実現できる。

同プラットフォームは輸送効率を高め、1回の輸送コストと運賃を下げるため、多くの運送会社から高い評価を受けている。受注量の増加に伴って加盟する運転手やトラックオーナーが増加し、さらなる輸送力の向上が見込まれる。今後はプラットフォームのアルゴリズムの最適化により物流コストの削減を進め、適正価格とサービスによって主要コンテナ港でのシェア拡大が期待できる。

市場競争について、兪氏は「コンテナ物流業界は川上から川下が長く、分業の細分化が進んでいる。箱信はすでに多くの海運会社と提携関係を結んでいる。中国のコンテナ陸運市場は毎年1000億元(約1兆7000億円)以上の規模があり、数社で市場を独占することはありえず、他社と共存しながら成長することも競争の一つだ」と語った。

(翻訳・二胡)

7月1日より、これまで36Kr Japanのメディアで提供していた記事のうち、一部スタートアップ企業に関するニュースについては、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」の会員限定で提供します(初期段階では無料会員も対象とします)。まだ登録されていない方は、ぜひそちらをご利用ください。

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