中国「卓翼智能」、軍用ドローンから消防用に拡大 高層ビルの消火活動で活躍

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中国「卓翼智能」、軍用ドローンから消防用に拡大 高層ビルの消火活動で活躍

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ドローン開発を手がける「卓翼智能(ZHUOYI)」がシリーズA+で5000万元(約10億円)を調達した。「北航投資(Beihang Investment)」と「穂銀安信(SHEEN)」が共同で出資した。

卓翼智能は2015年に設立され、軍用と消防用のドローンを扱う。創業者の雪峰氏によると、軍用に採用され規格が決まっている積載量の大きな回転翼ドローンは有線給電ドローンのみで、有線給電ドローンは飛行時間が長く軍事的用途に使用可能なほか、さまざまな自然環境下でも飛行できる。

卓翼智能の軍用ドローンは光電複合ケーブルで電力を供給し、24時間連続でホバリング(空中静止)が可能で、風、電波障害や障害物への対応力に優れていることが検証されている。

同社のドローン製品は電磁両立性の中国の軍用基準を満たし、強い電磁環境でもポジショニングの精度はセンチメートルレベルに達する。アルゴリズムで飛行技術に人工知能(AI)を組みあわせ、回収に至るまで完全自動飛行し、5~150キログラムの軍用装備を運ぶほか、長時間ホバリングすることができる。

卓翼智能の生産・テスト拠点 画像:同社提供

卓翼智能は国有企業である「中国航天科技集団(CASC)」、「中国兵器装備集団(CSGC)」、「中国船舶工業集団(CSSC)」など多くの軍需企業とドローンシステム分野で提携関係にある。提供するコア部品のモジュールにはフライトコントローラーやナビゲーション装置があり、ソフト、ハードからチップにいたるまで100%国産化を実現した。このほかモータードライバや、障害物回避、画像認識、AIによる加速機能を備えたスマート連携ツールも提供する。

消防用では軍用分野の技術や製品を応用し、100メートル以上の高層建築物の消火活動に積載量の大きい有線給電ドローンを活用する。

同社のXD-150型ドローンは積載量が大きく各種消火剤を上空150メートルに運び、高層階の出火元に正確に投下できる。長時間滞空でき、積載量は150キログラム以上だ。実戦的な訓練で機能を実証して消防当局に高く評価され、市場にも投入されている。

2022年地震・災害救助訓練でデモンストレーションするドローンXD-150

このほか、卓翼智能は緊急時に通信、照明、アナウンス、モニタリングなどを行うドローンも手がける。有線給電ドローンが短時間のうちに高速で上空に飛び緊急通信チャネルを構築し、24時間滞空してVoLTE(高音質通話)やデータなどの通信環境を提供する。距離にして4キロメートル、面積は50平方キロメートルをカバーし、最大1800人余りの通信に対応する。

ドローン以外では、卓翼智能はドローンのスマート教育や科学研究のブランドを設立。300以上の重点科学研究所や軍事関連の研究機関と共同でハイレベルのドローン人材を育成すると同時に、ドローンシステムの研究開発、設計、テスト、シミュレーション向けにフライトコントロール技術や複数機の連携技術に関する開発プラットフォームを提供している。

(翻訳・36Kr Japan編集部)

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