機体の高さわずか15センチ!新形態の無人フォークリフト、中国「TUSKrobots」が開発

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機体の高さわずか15センチ!新形態の無人フォークリフト、中国「TUSKrobots」が開発

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資本市場全体が低迷した今年上半期、ロボット業界でも厳しい価格競争が続いた。しかし無人フォークリフトだけは例外で、多くの企業が資金調達にこぎ着けている。インダストリー4.0やスマートマニュファクチャリングが盛り上がりを見せ、製造現場で欠かせないフォークリフトはバージョンアップの節目を迎えているからだ。

「塔斯克機器人(TUSKrobots)」は広東省仏山市のロボット開発企業で、これまでに連続して3回の資金調達を実施した。同社は無人フォークリフトのまったく新しい形態を提案する。既存のものとは異なり、AGV(自動搬送車)の形態をとるロボットにフォークリフトの機能を持たせたものだ。これまでのフォークリフトと完全に違うのは、車体の高さがわずか150mm以下である点だ。形状から、フォーク格納式パレット(荷役台)ロボットとも呼ばれる。

塔斯克の製品形態

塔斯克を創業したコアメンバーはいずれもロボット業界で約10年のキャリアがあり、さまざまな移動ロボットを開発してきた。これまでに特許やソフトウェア著作権150件以上を取得済みで、同社の製品は3C(コンピューター・通信機器・家電)、たばこ、医薬品、新エネルギー、自動車部品などの業界に導入されている。

工業分野では100年近くの間、運搬作業にフォークリフトが使われ、近年は何度もスマート化を繰り返している。しかし大部分の無人フォークリフトはもともとの有人フォークリフトを改造し、AGVやAMR(自動搬送ロボット)に使われている技術をフォークリフトに転用したものだ。

塔斯克が採用した設計ソリューションはこれらとは違うまったく新しいもので、シャシー(車体の骨格部分)だけを残した軽量・薄型のものだ。シャシーにはLiDARを搭載するため、全方位の障害物を回避でき、ステレオビジョンによって高さ4センチの障害物も検知できる。

アマゾン傘下の「Kiva」のように台座が持ち上がって荷物を支えるタイプのロボットとも異なる特殊な構造設計で、特別な運搬ツールを取り付けなくても直接パレットを載せることができる。この設計によってロボットの安定性がより高まるのが強みだ。荷物はフォークに載せず、ロボットに直に載るため重心が低く、接触面積も大きくなり、荷物を運ぶのにより安定するのだ。

従来のフォークリフトの形態をとらないため、回転半径ゼロでスピンターンや全方向移動ができるほか、幅1.3メートルまでの通路を走行できる。従来のフォークリフトでは通れなかった狭い通路に投入できるうえ、秒速1.5mのスピードで走ることから運搬効率も上げられる。

塔斯克のスマート工場ソリューション

共同創業者の張雪逸氏によると、物流現場で一貫して使われてきたツールでも規格が決まっているパレットに着目したという。中国の物流業界では年20億枚近くのパレットが行き交い、100万台のフォークリフト、300万台のハンドリフトが売れている。パレット搬送はツールが規格化されていること、産業の川下では自動化を求める声が多いことから、従来製品からの代替製品には巨大な市場が眠っていると読んだ。この観点から塔斯克はパレット搬送に特化することを決め、搬送ロボットのソリューションを製品化に移したという。

(翻訳・山下にか)

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