つけるだけで24時間血圧モニタリング。指輪型のスマートデバイス「RingConn」、医療場面でも期待

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つけるだけで24時間血圧モニタリング。指輪型のスマートデバイス「RingConn」、医療場面でも期待

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米調査会社IDCが発表した「中国ウェアラブルデバイス市場四半期リポート(2022年第2四半期)」によると中国のウェアラブルデバイスの出荷台数は22年第2四半期(4〜6月)、2857万台に達した。そのうちイヤホン、スマートウォッチ、スマートブレスレットが上位3位を占めている。

過去3年間、スポーツウォッチ、完全ワイヤレスイヤホン、アクティブ・ノイズ・キャンセリングイヤホンなどが相次いで市場をにぎわせ、ウェアラブルデバイス市場は急速に成長した。しかし今年に入ってから、中国のウェアラブルデバイス出荷台数は2四半期連続で減少、しかもその下げ幅は広がる一方だ。ウェアラブルデバイスは絶えず新しい機能や使用場面を拡充しなければ成長を続けることはできないだろう。

ウェアラブルデバイスに注力する「広東玖智科技(JiuzhiTech、以下、玖智科技)」は、2021年に設立された。知的財産権を有する省エネ型の生体信号収集チップ、生体情報センサーやアルゴリズムなどのコア技術によって、より創造性の高いスマートウェアラブルデバイスを開発している。

同社初の製品であるスマートリング「RingConn」が間もなく発売予定だ。RingConnは省エネ型の製品だ。指輪型のデザインで毎日24時間連続使用することができる。多くのモードや指標に対応し、連続したデータ収集とモニタリングが可能なため、医学的に必要とされる連続した血圧モニタリングなどが可能となった。2022年末にはプロモーションが始まる予定だ。

RingConnは血圧、血中酸素、心拍数のモニタリング機能を備えており、スポーツ時の使用も可能だ。ユーザーが常に自分の健康状態を把握できるようにした。スマートブレスやスマートウォッチと比べると、リングタイプの製品はより確実に光電式容積脈波記録法(PPG)でデータを収集することができるため、血圧など重要なデータの連続モニタリングが可能だ。正確なPPG信号は心房細動の予測、不整脈、呼吸障害などに関して大きな医学的価値を持つとされ、RingConnは睡眠時の呼吸障害や高血圧モニタリングなど医療の場面で利用されることが期待されている。

玖智科技の創業メンバーは上海交通大学出身だ。創業者の王国興教授は同大学の生体電気システム研究室(BiCASL)の主任で、かつて国際的に有名な「IEEE Transactions on Biomedical Circuits and Systems」の編集長を務めた。現在はIEEE中国の「回路とシステム研究会( Circuits and Systems Society)」副主席を務めている。通信機器大手ファーウェイ(華為科技)、米「Agere Systems(現LSI)」などに勤めた経験があり、高性能集積回路設計、バイオ医療電子、生物AIチップなどの分野で長年にわたる研究の成果を有する。

現在、RingConnは米クラウドファンディングサイト「Indiegogo」で販売されている。アーリーバード価格は149ドル(約2万円)、通常価格は249ドル(約3万3000円)だ。王教授によると、中国国内ではスマートフォン・家電メーカーのシャオミ(小米)や電子商取引(EC)大手「京東集団(JDドットコム)」などと提携を進めているところだという。

また、介護や健康管理などの分野での利用シーンを深掘りしている。上海交通大学医学院付属瑞金医院とも提携し「スマートリングを利用した血中酸素のモニタリングによる睡眠時無呼吸症候群(OSAHS)スクリーニング検査の前臨床研究」を行っている。RingConnは1分間に血中酸素を複数回計測することができる(平均値ではない)ため、睡眠時無呼吸症候群の医学的研究により役立つという。

(翻訳・山口幸子)

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