京東、自動車売買アプリをリリース アフターサービス事業と相互補完

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中国EC大手「京東(JD.com)」は自動車取引アプリ「東車恵」をリリースした。同アプリはディーラーの販売業務を簡易化するためのもので、買い手もこのプラットフォームで欲しい車の情報を発信することで、売り手からのコンタクトを促し、車の販売がより簡単になる。販売中の車はブランド、車種、参考価格、色、所在地、スペックで検索できる。

同アプリの強みは、登録されている車の多さ、サプライチェーンでのサービスの一体化、自動車販売業者の人脈拡大と信用取引プラットフォームの拡大の4つだ。

自動車販売業者はアプリ内で自動車販売情報を公開、更新でき、アプリでは価格や自動車の基本スペック情報を表示する。買い手はアプリで直接希望の車種を検索したり、価格範囲などの希望条件を設定して車種を検索したりできる。条件に適う車が見つからなければ、自分から欲しい車の情報を発信できる。京東は売り手から担保として保証金を預かり、信用度の低い自動車販売業者をふるいにかけ、取引の安全性を高めている。

京東が自動車売買のEC事業を行うのは今回が初めてだ。同社のアフターサービス事業と相互補完ができ、自動車の購入からアフターサービスまでのすべての過程で対応できるようになる。

京東の自動車市場における拡張は誰の目にも明らかだ。京東の自動車事業は現在カー用品、アフターサービス、自動車販売の三大分野を網羅し、8000万人以上のカーオーナーが登録している。2018年には自動車メンテナンスサービス店「京東京車会」を設立し、店舗数は800近くになる。

今年の自動車市場は競争が激しい。6月12日、テンセントは自動車情報プラットフォーム「易車(Bitauto)」を買収しており、自動車取引市場に進出する計画だ。さらに、バイトダンス(字節跳動)も自動車情報プラットフォームの運営を続けるほか、IoV(クルマのインターネット)市場に進出する計画だ。

インターネット大手による自動車市場参入は、その背後にある巨大市場を見込んでのことだ。中国自動車工業協会(CAAM)が公表した最新の統計データによると、6月の全国自動車販売台数は前月比4.8%増、前年同期比11.6%増の230万台となり、同月の販売台数としては過去最高となった。

一方、アフターサービス市場はすでに1兆2000億元(約18兆円)の市場規模に達している。参入が相次ぎ、競争激化は必至である。優れたサービスとリーズナブルな価格でなければ多くのユーザーを勝ち取ることができない。成功するのは誰だろうか。
(翻訳・中村)

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