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	<title>降手 | 36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア</title>
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	<description>日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。</description>
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		<title>AIで書き、AIで隠す——中国の大学で広がる「卒論チェック戦争」</title>
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		<dc:creator><![CDATA[n.murayama]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 21 Oct 2025 22:30:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[スタートアップ]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>アカデミアでの論文執筆でもAIツールの利用が広がるなか、中国では北京師範大学や四川大学、西南大学などが今年相次...</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>アカデミアでの論文執筆でもAIツールの利用が広がるなか、中国では北京師範大学や四川大学、西南大学などが今年相次いで、卒業論文のAI使用をチェックするという方針を出した。基準は大学ごとに異なるが、一般的にAI生成の割合は人文社会学の分野では20％以下、理工・医学分野では15％以下にすることを規定している。復旦大学では届け出制をとり、卒業論文の誓約書でツールの使用状況を申告するよう求めている。</p>
<p>中国の高等教育調査機関・麦可思（Mycos）が2024年に大学生や教師、約3000人を対象に調査したところ、大学生の3割近くが論文やレポート執筆の際にAIを利用していることを認めた。ある大学教員は「文献の検索から論文の構成、文章の添削や謝辞の執筆にいたるまで、AIを使えば効率が上がるのは間違いないが、学問の信頼性という点で新たな課題が持ち上がっている」と指摘する。</p>
<p>こうした状況を受け、学術分野の主要プラットフォームである知網（CNKI）や維普（VIP）、論文チェックサービスを提供するPaperPassなどは相次いで、AI検出サービスを開始した。料金は、知網が1000文字あたり2元（約40円）、維普は論文1本が20元（約400円）の固定価格、PaperPassがコピペチェックとAI検出を合わせて1000文字あたり1.5元（約30円）だ。</p>
<p>チェックの結果、AIが生成したと判断された部分は色を付けて示される。6000字の論文で「AI生成疑いが60％」だった場合、約3600字がAIによる生成と判断されたということだ。結果は学生の卒業判定にそのまま影響することになる。中国では毎年約1000万人の学生が大学を卒業するので、全員の論文を1度か2度チェックするとすれば、市場規模は数億元（数十億円）にのぼる。</p>
<blockquote class="wp-embedded-content" data-secret="EL3A6nYIH8"><p><a href="https://36kr.jp/265443/">中国で続出する芸能人の不祥事によるお蔵入り問題、AIで顔交換して別人が熱演</a></p></blockquote>
<p><iframe class="wp-embedded-content" sandbox="allow-scripts" security="restricted"  title="&#8220;中国で続出する芸能人の不祥事によるお蔵入り問題、AIで顔交換して別人が熱演&#8221; &#8212; 36Kr Japan |  最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア" src="https://36kr.jp/265443/embed/#?secret=zVkhrlkAt4#?secret=EL3A6nYIH8" data-secret="EL3A6nYIH8" width="500" height="282" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no"></iframe></p>
<h3>AIを使って「AI度」を下げるという矛盾</h3>
<p>AI利用を規制する動きが広がる一方で、AI生成文を“人間らしく”見せるサービスが急拡大している。わずか数十元（数百円）で、AI使用率の高い論文からAI特有の表現を消して、大学の審査を通過することができるというのだ。</p>
<p>AIが生成したと検出されないように手を加える「降手」と呼ばれる多くの個人や組織が中国版インスタ「小紅書（RED）」やフリマアプリ「閑魚（Xianyu）」などに現れ、「完全手作業でAI度を下げる」「知網も認めた仕上がり」などとうたう広告を掲載している。料金は1000文字あたり10元（約200円）程度だ。ある業者は、「依頼が来るのは夜間が多い。卒業シーズンには午前3時まで作業することがよくある」と明かした。</p>
<p>AI度を下げるには、語句の置き換えや文章構造の変更という手法がとられる。例えば、「もし」「すなわち」などの副詞や接続詞を同じ意味を表す別の言葉に置き換える、語順を入れ替えたり文をまとめたりする、専門用語を平易な語にするなどだ。</p>
<p>とはいえ、必ずうまくいくとは限らない。ある学生は「論文に手を加えれば加えるほど支離滅裂になり、専門用語はすべてくだけた表現に直されて、自分で読んでも意味が分からない」と不満をあらわにした。さらにおかしなことに、多くの業者が実は人の手ではなく、別のAIツールを使って大量の作業をこなしているという。結局はAIでAIに対抗するという無限ループに陥っているのだ。</p>
<blockquote class="wp-embedded-content" data-secret="I39bb0Ew85"><p><a href="https://36kr.jp/304645/">ディープフェイク対策にAI検出ツール、90％以上の精度で偽写真や動画を見破る中国テック</a></p></blockquote>
<p><iframe class="wp-embedded-content" sandbox="allow-scripts" security="restricted"  title="&#8220;ディープフェイク対策にAI検出ツール、90％以上の精度で偽写真や動画を見破る中国テック&#8221; &#8212; 36Kr Japan |  最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア" src="https://36kr.jp/304645/embed/#?secret=w2pYyqMElS#?secret=I39bb0Ew85" data-secret="I39bb0Ew85" width="500" height="282" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no"></iframe></p>
<h3>AI検出ツールの信頼性</h3>
<p>AI度を下げるという新たなビジネスの背後には、AIが生成した文章を正確に識別することはそもそも可能なのか、という深刻な問題が潜んでいる。</p>
<p>コピペチェックと異なり、AI検出ツールには統一された基準が存在しない。現状は、それぞれの検出ツールの判定ロジックが曖昧なため、誤った判断を招きやすい。論理的で文章的にも正しい論文がAIによる生成と判断されたり、反対に、文章が乱れて分かりづらいものがチェックをすり抜けたりする。学生からは、AIを使ってAI度を下げる作業をした結果、AI度は下がるどころか逆に上がったというコメントが多く寄せられた。</p>
<p>現時点で中国にはAI検出ツールに関する国家標準はない。各プラットフォームに任されており、営利目的のビジネスと学問の公正性との境界線は曖昧だ。維普のようなプラットフォームは、論文をチェックする審判であると同時に、コピペ判定を回避するサービスを提供するプレイヤーでもあるため、利益相反の状況にある。</p>
<p>教育界の関係者は、AI検出ツールに頼りすぎると、真面目に論文を書いている学生に不利益を及ぼすおそれがあると指摘する。そのうえで、文章を書くのにAIを活用するのは時代の流れであり、長期的に見て重要なのは、ツールを適正に使用し、それを誠実に申告するよう学生を指導することであり、新たな技術と学術倫理との間でバランスを保つことが大切だと語った。</p>
<p>原文：Tech星球（WeChat公式ID：tech618）</p>
<p>＊1元＝約21円で計算しています</p>
<p>（編集・翻訳：36Kr Japan編集部）</p>The post <a href="https://36kr.jp/439585/">AIで書き、AIで隠す——中国の大学で広がる「卒論チェック戦争」</a> first appeared on <a href="https://36kr.jp">36Kr Japan |  最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア</a>.]]></content:encoded>
					
		
		
		
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