知乎 新規融資を否定、7月末にクリエイタープラットフォーム立ち上げ
本日、界面ニュースが金融取引関係者から得た情報によると、Q&Aサイト運営会社知乎(ちこ)が評価額約20億ドルの新規融資を近々完了するという。さらに、前回知乎に融資した今日資本とテンセント(騰訊)が、引き続き今回の融資を行うと明かした。近日中に正式発表があるとのことだ。
この件に関して、36Krスタッフが知乎側に問い合わせたところ、「その情報は真実ではない」との返事だった。テンセント側からの返答も、この記事の投稿締め切りまで待ったものの間に合わず。しかし、業界事情に詳しいある人物は、知乎の新たな融資の結論は今月中に出るかもしれない、評価額は20億ドルに届かないだろうと教えてくれた。
昨年1月、知乎は1億ドルのDラウンド投資を完了した。出資企業は今日資本をはじめ、テンセント、捜狗(Sogou)、賽富(SAIF Partners)、啓明創投、創新工場(Sinovation Ventures)などで、その創新工場によると、資金調達後の知乎の評価額は10億ドルを超えたという。 もし今回、20億ドルとの計算になるとすれば、この1年半で知乎の評価額は倍増したことになる。
海外のQ&AコミュニティサイトQuora(クオーラ)と比較すると、両社の評価額に大きな差はない。 Quoraは、昨年4月末に8,500万ドルのDラウンド投資を完了し、評価額は前回の9億ドルから18億ドルに跳ね上がった。

知乎のビジネス展開だが、従来のバナー広告に加え、知乎live、コラム大賞、版権料代行サービス、知乎書店といったお試し機能を設置しており、その数はQuoraより多い。収入源は何と言っても広告料であり、「広告料トータルでの収入は急速に伸びている」と張栄楽副社長は言う。
国内ではライバルの挑戦を受けた。昨年6月、「頭条問答」が「悟空問答」と名称変更し、知乎に対抗するサービスを打ち出す。 この2ヶ月後、「今日頭条」が知乎の認証済みアカウント300名を引き抜いたとの情報がウェイボー(微博)ユーザーから発せられると、知乎の共同創業者張亮氏と「今日頭条」創業者の張一鳴氏が、お互いを非難する事態となった。当時の36Kr記事によると、「今日頭条」は引き抜きに金銭を利用しただけでなく、膨大な通信量を保障したとある。
悟空問答の攻勢で、知乎を心配する声も多く寄せられた。QuestMobileの統計によると、昨年10月のMAU(月間アクティブユーザー)は、知乎1,351万、百度知道243万、百度百科159万、悟空問答121万となっており、悟空問答は驚くべき躍進を見せた。
しかし、ほぼ1年が経過した現在、悟空問答は思ったより伸びなかったというのが36 Krスタッフの見方だ。この結果は逆に、ある問題を露呈したかもしれない。つまり、知乎ユーザーは高学歴、高収入、若年といった人たちであり、意識が高い人々のコミュニティサイトにはこのユーザー層こそ不可欠なのだ。一方の悟空問答ユーザーは比較的年齢が高く、低学歴、低収入である。
今年の知乎ユーザーオフ会(塩Club大会)では、知乎共同創業者兼CEOの周源氏が、「現在、知乎登録ユーザー数は1億6,000万、年間増加率は95.12%、知乎総アンサー数は5月8日に1億件に達した。」と発言した。
ここ最近、知乎は続けざまにアクションを起こしている。4月12日、朗読音源付きの有料読書サービス「知乎・読書会」を発表。6月6日、「知識市場」で扱っていたサービスを「知乎大学」へとレベルアップすると同時に、知識市場事業部を設立。また、利用料348元のプレミアム会員サービスも正式に運営開始した。さらに6月20日には、知乎アプリに動画視聴コーナーを設置、3~5分の短編動画の提供を始めた。
界面ニュースによると、知乎は目下、クリエイタープラットフォームの立ち上げに向けたテストを実施中だという。今月末に正式に運営を開始するとの関係者情報もあった。
知乎は今後どこへ向かうのか? CEO周源氏は知乎ポストに次のように投稿している。「長期的な展望は、知識をシェアしたい、様々なシナリオが欲しいというユーザーのニーズに応えること。知的コンテンツで全てを繋ぐことが私たちの使命。知乎Q&Aは長期的価値のあるニーズ対応シナリオだが、これが唯一のシナリオというわけではない。」