テンセント系スーパーが広州市でドローン配送導入。注文から15分で配達
更新
騰訊(テンセント)が出資する中国小売大手の永輝超市は8月31日、広州市にテクノロジーを活用した次世代スーパー「超級物種」をリニューアルオープンした。「超級物種」の出店は44店舗目だが、同店舗には初めてドローン配送を導入した。
ユーザーが永輝生活のアプリか微信(WeCha)内の小程序(ミニプログラム)で商品を注文すると、システムは通常配送かドローン配送を自動判定。ドローン配送が選択された場合、作業スタッフが商品をドローンに積み、機体のバーコードをスキャンし追跡できる状態にする。その後、商品が落下しないよう蓋をし、ドローンが飛び立つ。
ドローンは決められたルートでユーザーが指定した場所付近まで飛行する。配送エリアには、超級物種から委託を受けた「パートナー配送員」が待機。ドローンから商品を受け取り、ユーザーの元に届ける。
店内にはドローン約50機が配備されている。飛行速度は最大時速40キロで、積載量は500グラム。配送エリアは店舗から4.5キロ以内としている。

超級物種広州店の店内
超級物種のライバルであるアリババ系ハイテクスーパー盒馬鮮生(Hema Xiansheng)は、生鮮食品の「最短30分での配送」を打ち出している。超級物種はドローンの利用によって、道路の渋滞や信号待ちでの遅れを回避し、注文から15分での配送を目指す。
ドローン配送は、出前アプリ業界などでも導入の動きがあるが、美団点評(Meituan Dianping)はテスト段階で、餓了麼(Ele.me)はごく一部地区での導入にとどまる。京東集団(JD.com)のドローンの飛行速度は、非常に遅い。
超級物種は現在、積載量5キロ、半径7キロまで飛行可能な物流ドローンの開発を進めており、より多様な需要に応えようとしている。
(翻訳:浦上早苗)