アップル、新iPhoneで中国を「最恵国待遇」。物理SIM2枚使える仕様に
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2018年9月12日午前10時(現地時間)、米カリフォルニア州クパチーノにあるアップル本社で新型iPhoneが発表された。最大の市場の一つである中国を重視しているアップルだが、今回は中国向けXS Maxのみ物理SIMを2枚使える仕様とし、現地ユーザーへの配慮の姿勢を見せた。
業界初の「A12」プロセッサを導入、中国限定のSIM仕様も
今回お披露目されたのはハイエンドモデル「iPhone XS」「iPhone XS Max」、普及モデル「iPhone XR」の計3機種。iPhone XS、iPhone XS Maxは実質的に前年に発表されたiPhone Xの後継モデルだ。外観では3機種ともノッチレスは実現しなかった。

iPhone XSシリーズで見られるグレードアップは数点。
歴代モデルで初めてストレージ容量521GBが登場した。有機ELディスプレイを採用した全画面ディスプレイの寸法は、XSが5.8インチ、XS Maxが6.5インチ。2機種ともeSIMと物理SIMのデュアルSIMに対応しており、さらに中国向けXS Maxのみ物理SIMを2枚使える仕様となっている。
最大の注目ポイントは、プロセッサで業界初の「A12 Bionic」を導入した点だ。6コアCPU、4コアGPUに、機械学習処理を行う8コアのニューラルエンジンを搭載している。

背面カメラは1200万画素のデュアルレンズカメラを搭載。レンズは広角(F1.8)、望遠(F2.4)の2種類で、より高い精度で被写体の細部を捉える。

価格設定も前機種iPhone Xを踏襲した。XSが999ドルから(日本では税別11万2800円~)、XS Maxが1099ドルから(日本では税別12万4800円~)となっている。

カラーはシルバー、スペースグレイ、ゴールドの3種類。9月14日に予約開始、同21日に発売となる。
iPhone Xシリーズ廉価版も登場
XSシリーズ2機種に対し、iPhone8シリーズの流れを汲んだ廉価版として登場したのがiPhone XRだ。価格は749ドル(日本では税別8万4800円~)から。
IPS液晶ディスプレイ(6.1インチ)を採用した点は8シリーズと同じだが、プロセッサにA12、ID認証形式にFaceID(顔認証センサー)を搭載している点はXSシリーズにならっている。背面カメラは1200万画素のシングルレンズ、デュアルSIM対応、バッテリー持続時間はiPhone 8 Plusより1.5時間延びた。
カラーはプロダクトレッド、イエロー、ホワイト、コーラル、ブラック、ブルーの6色を展開する。
まとめ
iPhone Xで見られた大々的な革新と比べて、小粒な印象は否めない。掴んでおくべきポイントは2点。デュアルSIMとA12プロセッサだ。これも多数のメディアが事前に報じていたため、さほどの驚きではなかった。
(翻訳・愛玉)