シャオミ「Mi 8」シリーズ2機種発表。5年ぶりに青春版復活

中国の新興スマホメーカー、シャオミ(小米)が発表した「Mi 8 Lite」からは、商品ラインの戦略変更がうかがわれる。

一つ目は、Mi 8の上位版「Explorer Edition」の流れを引き継ぐ「Mi 8 Pro(小米8 屏幕指紋版)」だ。ディスプレイ内蔵指紋センサーには前機種の構造化ライトではなく赤外線を採用した。中国での販売価格は3199元(約5万2000円)からとなっている。

二つ目は、Mi 8 SEの流れを引き継ぐ廉価版の「Mi 8 Lite(小米8 青春版)」。6.26インチディスプレイのノッチ部分にメインカメラが配置されており、背面は昨今のトレンドに倣って、鏡面効果・グラデーション効果のあるガラスカバーを採用している。AIカメラ機能も充実しており、シャオミの林斌総裁は、「ファーウェイ(華為技術)のフラッグシップモデルP20を超えた」と自信を見せている。価格はメモリ、ストレージ容量別に1399元(約2万3000円)、1699元、1999元となっており、ほぼ同様のスペックを備える過去の機種よりも割安感がある。

スマホ市場が飽和する中、価格設定は利益を追求すると同時に、販売台数も拡大しなければならない。こうした背景もあってか、今年のスマホ市場は新製品の発表が相次いだ。今回、シャオミは高スペック・高価格帯のMi 8 Proで利潤追求を、中価格帯のMi 8 Liteで販売数獲得やシェア拡大を狙う。

また、Mi 8 Liteの発表はシャオミの生産体制が再構築中だということを示している。

シャオミは2012年と2013年に青春版を発表したが、その後はスペック重視のMiブランド、コストパフォーマンス重視のRedmiブランドを設け、それぞれで複数のシリーズを展開してきた。青春版はXシリーズに取って代わられたようだった。しかし、今回、5年ぶりに青春版が発表され、2機種は、価格やデザインの理念が違うにもかかわらずMiブランドに位置付けられた。今後は数が増えすぎて複雑化したシリーズ構成が整理されていくのではないか。Miブランドを例にとれば、数字シリーズとMIXシリーズの2本に絞られる可能性がある。
(翻訳・愛玉)

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