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車載ナビ国内首位の「四維図新」、自動バレーパーキング企業に出資

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自動運転システムの研究開発を行う「禾多科技(HoloMatic)」が6月末に完了したシリーズBの資金調達に、地図・位置情報サービス大手「北京四維図新科技(NavInfo)」(以下「四維図新」)が参加した。

四維図新は2017年にも禾多科技に出資している。駐車場内を車両が無人で走行して自動駐車する「自動バレーパーキング」事業で複数の企業が進展を見せる中、すでに同事業の自社製品を持つ禾多科技に再出資することで、四維図新も事業参入しやすくなる可能性がある。

禾多科技は現在高速道路と駐車場内にフォーカスした自動運転技術の開発に注力している。2018年に高速道路の自動運転ソリューション「HoloPilot」と自動バレーパーキングソリューション「HoloParking」をリリースした。また今年は、「広汽集団汽車工程研究院(GAC Engineering)」との間で同グループの車両に自動運転システムを搭載することで合意した。システム搭載車は2022年に販売予定で、禾多科技のシステムが来年から量産されることを意味する。

四維図新は位置情報分野のリーディングカンパニーとして業界をけん引してきた。車載ナビゲーションの市場シェアは4割を占め、中国では業界トップ企業だ。ナビゲーション、IoV(クルマのインターネット)、自動車用チップ、自動運転、位置情報ビッグデータの5事業を柱としている。

四維図新の自動運転事業では、先進運転支援システム(ADAS)マップ、HDマップ(高精度3次元地図データ)、高精度測位などのサービスを手がける。2019年の高精度地図市場で同社の国内シェアは21.7%で、2位につけている。

同社はすでに自動運転レベル3に対応した地図の量産能力を持つ。2019年にはBMW中国との間でレベル3以上の自動運転車向け地図製品を提供することで合意し、2021年には自動運転トラックを開発する「嬴徹科技(Inceptio Technology​)」とレベル3の事業用車両に高精度地図を提供することにも合意している。

自動運転レベル4の技術では、2019年に特定環境下の自動バレーパーキングを実現し、現在ファーウェイにレベル4関連データを提供している。

6月は自動バレーパーキング事業を手がける企業の動きが加速した。例えば「第一汽車集団(FAW Group)」は商業施設、自宅の駐車場で作動する自動バレーパーキングシステムのフルスタックソフトウェアをリリースしている。また、新エネルギー車メーカー「恒大汽車(Evergrande Auto)」も自動バレーパーキングシステム「恒馳AVP」を公表。特定条件下で自動運転レベル4の無人運転を可能にする。

四維図新の一部投資家は上述の進捗状況を受けて同社の自動バレーパーキング技術の進捗度合いに疑義を投げかけていた。これに対し同社は「技術、ソリューションともに成熟しており、自動車メーカーにも広く認められている」と回答している。

四維図新は2020年の年次報告書の中で、研究開発に対する巨額の資金投入、技術的難度などの理由からレベル3以上の自動運転車の商業化スピードは鈍化すると明かしていた。

同社が現在注力するのは需要の高いインテリジェントコネクテッド技術や位置情報ビッグデータなどの新領域だ。多方面の事業展開が自動バレーパーキング事業の遅れを招いた可能性がある。同分野に注力するのは禾多科技の方で、四維図新より早く商業化にこぎ着けるかもしれない。

(翻訳・Qiunai)

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