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【新華社成都3月10日】阿部展子さんは、中国四川省にある成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で現在、唯一の日本人飼育員として働いている。3歳の時に祖母から子どもの手のひらほどのパンダのぬいぐるみをもらったことから、パンダとの縁が始まり、今では理想の「パンダ人生」を送るようになった。
11歳で東京へ修学旅行に行った時、パンダと初めて対面した。ジャイアントパンダを熱愛する阿部さんは、高校卒業後、専門の飼育員を目指すことにした。日本の大学で中国語を学び、中国に行き、四川農業大学で野生動物研究保護を専攻。四川省の雅安、臥竜、成都の各パンダ繁殖研究基地で実習を積んだ後、東京の上野動物園で6年間、飼育員として働いた。2017年には再び成都に戻り、将来の方向性を定めた。阿部さんは「パンダの野生復帰に関する仕事をもっとしたい。中国はこの分野を重視していて、経験もあるから戻って来た」と当時を振り返った。

阿部さんは、専門の飼育員には多くの能力が必要だが、一番大切なのはパンダを愛する心だと説明。「ずっとパンダと仲良く暮らしたい。パンダを愛し、心を込めて育てていきたい」と語った。(記者/童芳)
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