上海、コロナ感染者数3500人でロックダウン 現時点で半導体の生産に影響なし

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上海、コロナ感染者数3500人でロックダウン 現時点で半導体の生産に影響なし

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新型コロナウイルス流行の拡大を受け、上海市は市を東西に分けて都市封鎖を順次実施すると発表した。市中心部を流れる黄浦江の東側は3月28日午前5時から、西側は4月1日午前3時から、それぞれ5日間の封鎖となる。封鎖期間中には全住民を対象にPCR検査が行われる。

公式発表によると、封鎖エリア内の集合住宅団地では閉鎖式管理が実施され、全住民の外出は禁止となる。人や車両はエリア内に入ることはできるが出ることはできない。また、全ての企業は操業を停止するかリモートワークを実施する。バス、地下鉄、フェリー、タクシー、ネット配車の運行も停止される。

関係者によると、この影響で米電気自動車(EV)大手テスラの上海ギガファクトリーは28日から操業を停止している。現時点で具体的な操業再開時期は明らかになっていないという。

さまざまな業種への影響が考えられることから、半導体ファウンドリ世界最大手の「台積電(TSMC)」の上海工場の動向も非常に懸念されている。中国金融メディア「財聯社(CAILIANPRESS)」によると、TSMCは「政府による全ての防疫措置に従っている。現在のところ、上海工場の生産に影響は出ていない」との声明を発表している。同じく半導体企業であるシリコンウエハーメーカー「合晶科技(Wafer Works)」は、上海工場の人員配置や生産に影響はないが、出荷に影響が出る可能性があるとしている。

(36Kr Japan編集部)

ウクライナ情勢、半導体生産に影響か

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