中国初のデジタル人民元と連動した「スマート学生証」、海南省の学校で運用開始

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中国海南省三亜市の小・中・高一貫校、海南魯迅中学(Hainan Luxun High School)でこのほど、デジタル人民元と連動したスマート学生証の運用が始まった。デジタル人民元が学校内で運用されるのは初めて。

中国教育部は、小・中・高校生が校内に携帯電話を持ち込むことを明確に禁止している。中国工商銀行(ICBC)は、生徒が保護者との連絡や買い物、通学時の安全確保などに役立てられるよう、通信事業者と共同でSIM型ハードウエアウォレット「デジタル人民元スマート学生証」を開発した。

同製品は、位置情報の表示や保護者との通話、緊急通報などの機能を備える。NFC(近距離無線通信)モジュールを内蔵しているため、学校、保護者、生徒の3者にとって、決済がより便利で安全になる。保護者や学校はプラットフォームを通じ、生徒の現在地や移動ルート、注意喚起の記録を閲覧し、生徒の安全確保に役立てられる。

(36Kr Japan編集部)

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