家電大手「ハイセンス」、中国テレビの輸出をけん引 北米でシェア12%に

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【新華社北京9月14日】中国テレビ業界は第3四半期(7~9月)に入り、海外市場が販売の最盛期を迎え、多くの企業は受注がいっぱいで、中・高価格帯テレビは特に増加の勢いが顕著である。中国のテレビ業界をリードする海信(ハイセンス)ブランドは、海外市場で人気を博している。

中国家電大手、海信集団(ハイセンス)の傘下で「ハイセンス」ブランドのテレビなどを手掛ける海信視像科技の李敏華(り・びんか)助理副総裁によると、「ハイセンス」ブランドテレビの世界販売台数は今年に入ってから大幅に増加し、上半期(1~6月)の出荷台数は前年同期比で2桁増となり、海外市場の中・高価格帯テレビの販売台数は60%増えた。

中国税関総署の最新データを見ると、中国の液晶テレビ輸出は年初以降、増加の一途をたどっており、7月単月は前年同月比30.4%増の843万台、1~7月の累計は前年同期比16.4%増の5158万台に上った。より高い品質、より良い画質、より薄いデザインを頼りに、中国ブランドのテレビは海外の消費者の人気を集めている。

世界の重点テレビ市場では1~6月、「ハイセンス」ブラントが堅調な伸びを見せた。販売台数のシェアは北米市場で1.5ポイント上昇の12.0%、欧州市場ではフランスで3.8ポイント、英国で1.5ポイント、スペインで1.4ポイント、ドイツで1.2ポイントそれぞれ上昇した。日本市場では、東芝のブランド(18年にハイセンスが東芝のテレビ事業を取得)を合わせたシェアが32.2%で首位をキープした。豪州市場では19.0%と2位を維持し、南アフリカ市場では28.3%で首位に立った。

「ハイセンス」ブランドの海外での好調な売れ行きと、サッカーの欧州選手権(EURO)やワールドカップなど世界的なスポーツイベントのスポンサーになったことにより、ブランドの世界的影響力も高まっている。米グーグルと英調査会社カンターが最近発表した「中国のグローバルブランドトップ50」ランキングでは、「ハイセンス」が6年連続でトップ10入りし、家電業界のトップブランドの座を守った。

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