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グローバル化の波が広がる中、ますます多くの中国のゲーム会社が海外に目を向けるようになっている。
米調査会社センサータワーはこのほど、「2022年中国モバイルゲーム海外売上高TOP30」を発表した。App StoreとGoogle Playにおける上位30タイトルの売上高は合計92億ドル(約1兆2200億円)で、21年の115億ドル(約1兆5200億円)から約2割減少した。
21年の売上高ランキングで首位だった米哈游網絡科技(miHoYo)の大ヒットゲーム「原神(Genshin Impact)」は22年も首位を維持した。
テンセントゲームズ(騰訊遊戯)は、バトルロイヤルゲーム「PUBG MOBILE」などの製品が市場で堅調に推移し、また傘下の海外向けゲームブランド「Level Infinite(レベル・インフィニット)」が大手ゲーム企業「パーフェクト・ワールド(完美世界)」と共同リリースしたオープンワールドRPG「Tower of Fantasy(幻塔)」やガンシューティングゲーム「勝利の女神:NIKKE」などの新作が海外市場で好調だったことにより、パブリッシャー海外売上高ランキングで21年の3位から2位に順位を上げた。
三七互娯(37 Interactive Entertainment)の「Puzzles & Survival(パズル&サバイバル)」は、海外市場での年間売上高が45%増加し、4位に順位を上げた。三七互娯の売上高上位3市場は、売上高全体の35%を占める日本、米国(同22.2%)、韓国(同13.5%)となっている。
中国モバイルゲームにとって最大の海外市場である米国市場では、上位30タイトルの売上高は前年比15%減の合計27億ドル(約3580億円)超、米国に次ぐ市場である日本では、上位30タイトルの売上高は前年比22%減の合計23億ドル(約3050億円)となった。「原神」、ネットイース(網易)のバトルロイヤルゲーム「荒野行動(KNIVES OUT)」、「Puzzles & Survival」、有愛互娯科技(C4Games)の放置系RPG「放置少女〜百花繚乱の萌姫たち〜」、Happy Elements(楽元素)のアイドル育成ゲーム「あんさんぶるスターズ!!Music(偶像夢幻祭)」、Qookka Gamesの歴史シミュレーションゲーム「三國志 真戦(三国志・戦略版)」の6タイトルが、日本のモバイルゲーム売上高ランキングで年間ベスト20に入った。
*23年2月7日のレート(1ドル=約132.3円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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