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中国IT大手のバイトダンス(字節跳動)が運営する動画投稿アプリ「TikTok」は2月17日、EU(欧州連合)における月間アクティブユーザー数(MAU)が1億2500万人に達し、英国やスイスを含めた欧州全域ではMAUが1億5000万人を突破したと発表した。TikTokは公式サイトで、EUの法令を遵守するために努力していると述べ、またユーザーデータの安全性を確保するため、欧州にデータセンターを新たに建設する計画を明らかにした。
EUにおける2つの重要法案である「デジタルサービス法(DSA)」と「デジタル市場法(DMA)」の段階的実施に伴い、EU当局者は多国籍の巨大テック企業による法令遵守の重要性を繰り返し強調している。欧州委員会のマルグレーテ・ベステアー副委員長は、Google、Apple、TikTokを含む巨大テック企業が法律による規制の対象になると述べた。
また同氏はスウェーデンの日刊紙「スヴェンスカ・ダーグブラーデット(SvD)」のインタビューで「欧州の人々は、中国から来たのか、米国からなのか、あるいは欧州の企業なのか、テック企業がどこから来たのかには興味がない」、「法令を遵守している限り、彼らは欧州でビジネスを展開できる」と述べた。
アイルランドのデータ保護委員会(DPC)が、TikTokの個人情報保護に関して2件の調査を実施しているという情報もある。
(36Kr Japan編集部)
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