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中国の新興コーヒーブランド「隅田川珈琲(TASOGARE)」がこのほど、シリーズCで数億元(数十~百数十億円)を調達した。
2015年に設立された隅田川珈琲は、高品質でヘルシーなコーヒーを手頃な価格で便利に楽しんでもらうため、ドリップバッグ式コーヒー、コーヒーバッグ、ポーションコーヒー、パウダータイプのインスタントコーヒーといった商品を展開している。同社のドリップバッグ式コーヒーは22年6月、ベルギーの国際味覚審査機構(International Taste Institute)の優秀味覚賞を受賞した。同賞の受賞は中国のコーヒーブランドでは初めて。
同社は現在、電子商取引(EC)やライブコマースなど、オンラインチャネル中心に商品を販売しており、ホテルやスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどのオフラインチャネルへの展開も急速に進めている。
また、世界中に広がるサプライチェーンを統合し、生産能力の点でも強みを発揮している。すでに日本やブラジルなどのコーヒー工場と独占契約を締結しているほか、21年末には中国国内最大のドリップバッグ式コーヒー・コーヒーバッグ工場の建設に取りかかった。工場は24年に竣工する予定で、稼働後の年産能力は13億袋以上に達する見込み。品質は従来のまま、コストを3割以上削減できるという。
(36Kr Japan編集部)
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