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庭の手入れや除雪をするロボットを開発する「漢陽科技(Yarbo)」が、プレシリーズAで1億元(約19億円)以上を調達した。出資を主導した昊辰資本(STARLIGHT CAPITAL)以外に、シンガポールのZelos Venture Partners、庚辛資本中国(Glacier Capital China)、数人の投資家が出資に参加した。
2015年に設立された漢陽科技は、現在米ニューヨーク、中国の深圳市にオフィスを設ける。コアメンバーは半導体製造装置メーカーASM、ドイツ航空宇宙センター、造園・建設機械メーカーのハクスバーナ、中国の通信機器大手ファーウェイなどの出身だ。
6年間で製品を第6世代にまでアップデートし、世界初の除雪ロボット「Snowbot」として製品化している。22年には庭の手入れ用ロボット「Yarbo」もリリースし、同年9月に米Kickstarterでクラウドファンディングを実施すると、合計345万ドル(約4億6000万円)を集め、消費者向けロボットとして過去最高の調達額を記録した。今年1月に開催された電子機器の見本市「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー) 2023」ではイノベーションアワードを受賞している。
新世代の除雪ロボット「S1」は、零下30℃の極寒環境でも問題なく稼働できる。動力システム、運動能力、傾斜や段差など複雑な形状の地面への適応力、測位・ナビゲーション能力を備えるとともに、パワーや航続力、さまざまなタイプの積雪への対応力など、これまでクリアできなかった課題を克服している。また、超低温環境でも急速充電が可能で、1回の充電で90分間稼働し、200平方メートルを除雪する。
(翻訳・山下にか)
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