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三菱自動車は中国での自動車生産停止を正式に決定した。広州汽車集団(GAC Group)との合弁会社、広汽三菱汽車(GAC Mitsubishi Motors)については存続の可能性を残しつつも、中国での投資からは撤退する見通しとなっている。
広汽三菱の長沙工場(湖南省)は、広州汽車の純電気自動車(BEV)工場に転換されるとみられる。三菱自動車は現在、広州汽車と最終協議を進めている。
三菱自動車は、今年3月から生産を停止していた広汽三菱の長沙工場の操業再開を断念し、今後は東南アジアとオセアニアに経営資源を集中する方針だという。広汽三菱の株式は、広州汽車が50%、三菱自動車が30%、三菱商事が20%をそれぞれ保有している。三菱自動車が中国市場から撤退するかどうかは、株主の共同決議が必要となる。
中国メディアによると、同工場にはすでに広州汽車傘下の電気自動車(EV)メーカー「広汽埃安(AION)」のチームが入り、同社の第3工場とすべく生産ラインを改修している。 広州汽車は、広汽埃安のACSプロジェクトに12億8100万元(約270億円)を投じる方針を明らかにしている。広汽三菱の従業員は人員整理の対象となるが、一部は広汽埃安の従業員として留まるとみられる。
*23年10月6日のレート(1元=約21円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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