中国雑貨大手「名創優品」、23年6月期は155%増の大増益 海外事業がけん引

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中国の大手雑貨チェーン「名創優品(MINISO)」が9月15日発表した2023年6月期通期決算は、売上高が前の期比13.8%増の約114億元(約2300億円)で、2期連続の2桁成長となった。

主力の雑貨およびアートトイ事業の売上高は15%増の103億6000万元(約2100億円)で、全体の90.27%を占めた。調整後の純利益は155%増の18億4000万元(約370億円)と大幅に拡大した。

地域別の売上高は、中国国内が15%増の76億5000万元(約1500億円)、海外が45%増の38億2200万元(約760億円)だった。海外展開戦略が実を結び、海外売上高の伸び率は国内を大きく上回り、全体に占める割合は33%に拡大した。

名創優品は13年に広東省広州市で雑貨店「MINISO」の1号店をオープンして以降、着実に出店数を伸ばしている。23年6月末時点の店舗数は5791店で、うち海外店舗が2000店以上を占める。

決算発表当日の株価は、上場以来の高値59.85香港ドル(約1120円)をつけた。同社の株価は年初の約21香港ドル(約400円)から大幅に上昇し、現在50香港ドル(約950円)前後を推移している。

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*2023年10月19日のレート(1元=約20円、香港ドル=約19円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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