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市場調査会社TechInsightsが5月6日に発表したデータによると、2024年1~3月期の中国のスマートフォン出荷台数は前年同期比1%増の6330万台となった。23年10〜12月期まで11四半期続いた減少に歯止めがかかった形だ。
メーカー別シェアで、米アップルは13.7%で6位となり、トップ5から脱落した。一方、ファーウェイはシェアを16.6%に伸ばし、3位に浮上した。
販売台数1位はOPPO(OnePlusを含む)で1070万台(シェア17.1%)、2位はHonorで1060万台(16.7%だった。3位のファーウェイの販売台数は前年同期比118.8%増の1050万台となった。4位はvivoで1020万台(16.1%)、5位はシャオミで950万台(15.0%)だった。
このほか、複数の調査会社のリポートからも、中国スマホ市場でのアップルの凋落ぶりが見て取れる。調査会社IDCのデータでは、ファーウェイは23年8月末に中国スマホ市場に復帰して以降、急速に販売台数を伸ばし、24年1~3月期の販売台数は前年同期比100%以上増加しの伸びを示し、Honorと並んで同率1位となった。 アップルはOPPOと同率3位だった。
市場調査会社Canalysが4月26日に発表した最新リポートによると、24年1~3月期のアップルの出荷台数は前年同期比25%減少の約1000万台で5位となった。上位5社の中で最も落ち込みが大きかった。ファーウェイは1位に浮上した。
中国の消費者が新たにiPhoneを購入しなくなったのは、ハードウエアと性能に大きな進歩がないからだとの見方がある。一方、ファーウェイなどの中国メーカーは、米国の制裁の影響をものともせず、先進的な機能を搭載した新機種を続々とリリースしている。そのため、一部のiPhoneユーザーは国産スマホに切り替えたという。
(36Kr Japan編集部)
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