セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
調査会社Counterpoint Researchがこのほど、2024年1~3月期のスマートフォン向け基本ソフト(OS)の市場シェアを発表した。
中国市場では、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)の独自OS「鴻蒙OS(Harmony OS)」がシェア約17%を獲得して2位に浮上、米アップルの「iOS」は約16%で3位に転落した。米グーグルの「Android」は約68%で圧倒的首位を維持した。前年同期は、Androidが72%で1位、iOSが20%で2位、Harmony OSが8%で3位だった。
世界シェアは、AndroidとiOSがいずれも前年同期比1ポイント減となる一方で、HarmonyOSは2ポイント増の4%とシェアを倍増させた。
ファーウェイは19年以降、米国の制裁措置により、先進半導体の調達やAndroidの利用ができなくなった。同社は独自のソフトウエア・エコシステムの構築を目指し、同年中に自社開発したHarmonyOSを発表。21年からは同OSを搭載したスマホを発売している。
23年8月末には、突如として5G相当の性能を持つスマホを中国市場に投入して大きな反響を呼び、以降は急速に販売台数を伸ばしている。調査会社TechInsightsのデータによると、24年1~3月期の中国スマホ出荷台数で、ファーウェイは前年同期比1%増の6330万台でシェアを16.6%に伸ばし、3位に浮上した。アップルは13.7%で6位となり、トップ5から脱落した。
(36Kr Japan編集部)
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録