中国最大のLNG貯蔵基地完成 江蘇省塩城市

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中国の石油開発大手、中国海洋石油(CNOOC)は6月30日、江蘇省塩城市で建設していた液化天然ガス(LNG)貯蔵基地「緑能港」プロジェクトが同日完成したと発表した。総容量は250万立方メートルで、中国最大のLNG貯蔵基地となる。
 
22万立方メートルの貯蔵タンク4基と27万立方メートルの貯蔵タンク6基からなり、27万立方メートルのタンクは世界最大。中国が独自に設計、建造した。
 
CNOOC傘下の中海石油気電集団の李峰副総経理は同プロジェクトについて、中国の天然ガス生産・供給・貯蔵・販売体系の構築と相互接続にとって重要な事業になると指摘する。西部の天然ガスを東部に送る「西気東輸」、中ロ天然ガスパイプライン東ルートなどの幹線パイプライン網と接続すると同時に、江蘇、河南、安徽、山東などの省にタンクローリーで天然ガス資源を供給し、長江経済ベルトのエネルギー安全保障の確保を図る。
 
プロジェクトのフル稼働後のLNG処理能力は年間600万トン。ガス状で85億立方メートルの天然ガスに相当し、江蘇省全体の民生用天然ガス約28カ月分を供給できる計算になる。(新華社南京)

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