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中国スマートフォン市場では、ファーウェイをはじめとする国産メーカーが出荷台数を伸ばす一方で、米アップルのシェアが下落している。
米調査会社IDCによると、中国の2024年4~6月期のスマホ出荷台数は前年同期比8.9%増の約7158万台と、1〜3月期に続き増加傾向を示した。メーカー別シェアは、vivoが18.5%で首位に立った。2位のファーウェイは1〜3月期の勢いを維持し、シェアを18.1%に伸ばした。OPPOは15.7%で3位、Honorは4位、小米(シャオミ)は5位だった。アップルは出荷台数を3.1%減らし、トップ5から脱落した。
ファーウェイは2023年8月、事前の予告なしに新機種「Mate 60 Pro」を発売した。中国製のチップセット「Kirin 9000s」を搭載し、5G相当の通信性能を備えていることから、爆発的な人気を呼んだ。その後発売した「Mate X5」や「nova 12」「Pura 70」なども好評を博している。
長く中国スマホ最大手の座に君臨していたファーウェイだが、米国の半導体輸出規制などの影響でスマホ事業が低迷していた。当時、同社の端末事業を統括する余承東(リチャード・ユー)氏は「国内の高価格帯市場はアップルに、中・低価格帯市場はOPPO、vivo、小米(シャオミ)に譲らざるを得なくなった」と述べていた。
そして現在、ファーウェイは完全復活を遂げ、アップルに奪われたシェアを取り戻しつつある。
(36Kr Japan編集部)
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