スケボー型シャシーの中国EV「悠跑科技」、シリーズBで資金調達 新型ミニバンの量産を加速

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中国のスマート電気自動車(EV)メーカー「悠跑科技(U POWER)」がこのほど、シリーズBで数億元(数十億円超)を調達した。合肥市産業投資控股が出資を主導し、自動車部品世界大手の独ボッシュ傘下の博原資本(Boyuan Capital)が参加した。今回調達した資金は、新型電動ミニバン「UP VAN」の量産に向けた生産能力増強、商用EV市場の開拓、独自のスケートボード型シャシーのグローバル展開に充てる方針だという。

2021年に設立された悠跑科技は、車両全体の統合的な開発ではなく、居室部とシャシーの分割開発を選択した。23年3月には、量産可能な完全電子制御のスケボー型シャシー「UP Super Board」を発表。極めて標準化されたシャシーを採用することで、車両全体の開発期間を半年〜1年短縮することが可能になった。

同社は2023年9月、UP Super Boardをベースにした初の車両としてUP VANを世界に向けて発表した。24年8月には、中国バス大手の厦門金龍連合汽車工業(Xiamen King Long United Automotive Industry)と共同開発した都市内物流向けのUP VANが欧州統一型式認証(WVTA)を取得。独ハノーバーで開かれた商用車見本市「IAAトランスポーテーション」で初披露し、欧州市場に本格参入した。

スケボー型シャシーはカスタマイズ可能で、すでに米国の顧客への納品も完了している。現時点で世界中から10万台超の注文を受けており、今後はさらなるグローバル展開を加速する方針だという。

*1元=約22円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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