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中国テック大手のバイトダンスが運営する動画共有プラットフォーム「抖音(Douyin)」は、6億人余りのユーザーを抱える。この膨大なトラフィックを背景に、抖音の電子商取引(EC)サービス「抖音電商(Douyin EC)」の業績が着実に伸ばしている。
36Krが入手した情報によると、2024年のGMVは前年同期比30%増の約3兆5000億元(約74兆円)に上り、25年は4兆2000億元(約88兆円)を目標としている。抖音電商の担当者にこの数字の確認を求めたが、現時点では回答を得られていない。
2月13日に開かれたバイトダンスの全社会議で、抖音電商の康沢宇総裁は、2024年は同サービスの市場シェアが拡大し、(中国EC)業界3位になったと明らかにした。EC大手アリババグループの国内EC事業を束ねる「淘天集団(Taobao&Tmall Group)」の24年GMVは約8兆元(約170兆円)、拼多多(Pinduoduo)は約は5兆2000億元(約110兆円)だった。
関係者によると、2024年の抖音電商のGMVに占める割合は、従来のECモール同様に商品を陳列する「棚型EC」が4割、出店ブランドが実施するライブコマースが3割、残りの3割はインフルエンサーによるライブコマースだった。これらインフルエンサーのうち、3割がフォロワー数100万人以上のメガインフルエンサーだったという。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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