中国の携帯電話輸出、8年ぶりのプラス成長 新興市場がけん引

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2024年の中国の携帯電話輸出台数は前年比1.5%増の8億1400万台と3年連続の8億台突破を達成し、15年の13億4300万台をピークに8年連続で減少していた輸出台数が初めて増加に転じた。とはいえ、輸出額は3.1%減の1343億6000万ドル(約20兆円)で、中国の貨物輸出総額に占める割合は3.8%にとどまり、ピークだった18年の5.7%に比べると大幅に減少している。業界団体の中国機電産品進出口商会(CCCME)が中国税関総署のデータを引用して発表した。

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先進国・地域向けの携帯電話輸出台数は4.4%減の2億600万台、輸出額は6.3%減の731億5000万ドル(約11兆円)に減少した。主な輸出先は、米国や香港、日本、オランダ、アラブ首長国連邦(UAE)などだった。一方、新興市場への輸出台数は9.2%増の4億1500万台に伸び、輸出額は4.7%増の399億ドル(約6兆円)に拡大した。

米調査会社IDCによると、2024年の世界スマートフォン出荷台数は、前年比6.4%増の12億4000万台となった。米アップルや韓国サムスン電子がシェアを落とす一方で、シャオミやトランシオン、OPPOなどがシェアを伸ばし、中国メーカーのシェアの合計が56%に達した。

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*1ドル=約151円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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