1時間で取引額1.6兆円の「天猫」がトップ 中国で年間最大のネット通販祭り「双11」、前半戦の速報まとめ

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毎年11月11日、中国ではネット通販各社が一斉に大々的なディスカウントセールを行う。「双11(ダブルイレブン)」と呼ばれ、もはやお祭りの様相を呈している。今年も11日に日付が変わるとともに、各社の戦いの火ぶたが切って落とされた。主要ECプラットフォームの前半戦の成績を速報でお伝えする。

11日午前1時3分59秒、アリババ系の大手ECプラットフォーム「天猫(Tmall)」は取引額1000億元(約1兆5600億円)を突破。現時点でのピーク時の取引件数は1秒あたり54万4000件に達し、世界記録となった。同社が双11を初開催した2009年の1360倍に達している。

天猫の取引額は午前0時1分36秒時点ですでに100億元(約1560億円)に達した。0時12分49秒時点では500億元(約7800億円)を達成。昨年は500億元に達したのが0時26分3秒、一昨年は0時40分12秒、2016年は午前2時30分だった。

アリババグループによると、Eコマース取引の中核をなすシステムはすでに傘下のアリババクラウドが有するパブリッククラウドに運営を100%移管しているという。大手テック企業としては、世界初の事例だ。

その他の各ECプラットフォームも続々と戦績を発表している。

米アップルが天猫に開設した旗艦店では、午前0時10分時点の取引額が前年の1日の総取引額の7倍に達した。

家電を主力とする「蘇寧易購(Suning.com)」の侯恩龍総裁は、「弊社の3C商品(パソコン、スマートフォンなどの通信機器、家電)は開始1分で取引額10億元(約160億円)に達した。アップル、シャオミ(小米科技)、ファーウェイ、ハイアール、美的(Midea)、格力(GREE)の6大ブランドは1億元。弊社傘下の越境ECプラットフォーム『蘇寧国際(Suning International)』も1億元超えだ」とSNSに投稿した。

Eコマース大手「京東商城(JD.com)」は今月1日午前0時から「双11」がスタートする11日午前0時までの10日間で、受注総額が1313億元(約2兆500億円)に達している。
(翻訳・愛玉)

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