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中国ロボット大手の優必選科技(UBTECH Robotics)が3月30日、2024年12月期決算を発表した。売上高は前の期比23.7%増の13億500万元(約270億円)、純損失は8.3%減の11億5900万元(約240億円)、調整後EBITDAは6億900億元(約130億円)の赤字となった。開発費が4億7800万元(約100億円)と売上高の36.6%を占めた。
人型ロボット分野は大きな注目を集めているが、商用化の初期段階にある。UBTECHも、消費者向けロボットや物流ロボット、教育用ロボットなどが売上高の大半を占めている。創業者兼CEOの周剣氏によると、世界のテック業界では、今後スマート製造分野での人型ロボット活用が新たな競争の焦点になっている。
UBTECHは人型ロボットの開発で米テスラや米FigureAIと競っているが、同社の産業用人型ロボットを導入し、実地訓練を進めているスマート工場の数は世界最多となっている。現時点で複数の自動車メーカーと提携する世界唯一の人型ロボットメーカーでもあり、吉利汽車(Geely)や比亜迪(BYD)、独VWの中国合弁「一汽大衆」などと協業するほか、電子機器受託製造サービス(EMS)大手の富士康科技集団(フォックスコン)や物流大手の順豊控股(SFホールディング)とも提携している。
最近では、吉利傘下の高級電気自動車(EV)ブランドのスマート工場で、複数のロボットに連携動作させる「群知能(Swarm Intelligence:SI)」技術を活用し、数十台の人型ロボット同士の協働訓練を実施した。
2025年は人型ロボットの大規模出荷が実現する見込みだ。自動車メーカーの東風柳州汽車は、近くUBTECHの人型ロボット少なくとも20台を導入する予定。家具大手の居然智家(Easyhome)も年内に500台を調達する計画だという。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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