中国発協働ロボット大手「Dobot」、24年は大幅増収で赤字縮小 初の人型ロボットも発表

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中国の協働ロボット大手「越疆科技(Dobot Robotics)」がこのほど、2024年の決算を発表した。同社は24年12月23日に香港証券取引所に上場しており、今回が上場後初の決算発表となる。

2024年は6軸協働ロボットと複合ロボットの販売が伸び、売上高は前年比30.3%増の3億7400万元(約78億円)となった。うち中国国内は47.4%増の1億7300万元(約36億円)、海外は18.5%増の2億100万元(約42億円)だった。

売上高は大幅に伸びたものの、同社は依然として赤字の泥沼から抜け出せていない。ただ24年の純損失は7.6%減の9536万元(約20億円)、調整後の純損失は55.4%減の3650万元(約7億7000万円)と赤字幅は大幅に縮小した。

越疆科技は3月18日、器用なハンドリング機能と直立二足歩行機能を兼ね備えた世界初のフルサイズ人型ロボット「Dobot Atom」を発表した。価格は19万9000元(約420万円)から。

Dobot Atomは身長153センチメートル、体重重さ62キログラムで、41軸の自由度を持つ。長さ60センチの協働ロボットアームは計28軸で、電子部品の溶接など細かい作業を自律的かつ正確に行える。人間と同様に二足歩行で移動できるため、工場などの狭くて複雑な現場での作業にも適している。越疆科技はすでに中国の大手自動車メーカーや電子機器メーカーのほか、喫茶店とも提携しており、2025年半ばには試作と量産を実現する予定だという。

協働ロボットで世界シェア2位の中国「DOBOT」、ついに香港上場へ

*1元=約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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