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米配車大手のUber Technologies(ウーバー・テクノロジーズ)が、中国の自動運転企業と相次いで戦略的パートナーシップを締結した。
文遠知行(WeRide)は5月6日、ウーバーとの戦略提携を強化し、今後5年間で新たに世界15都市で自動運転タクシー(ロボタクシー)による配車サービスを共同展開すると発表した。両社はすでに、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビとドバイで配車サービスを提供している。
小馬智行(Pony.ai、ポニーAI)も5月6日、ウーバーと戦略提携を結び、共同でロボタクシーサービスをグローバル展開すると発表した。今年下半期にも中東市場でサービスを開始する。小馬智行はすでに、韓国やルクセンブルクなどでも事業を展開している。
同社はトヨタ自動車から出資を受けており、2024年4月26日にはトヨタ自動車(中国)投資(TMCI)および広汽トヨタ自動車(GTMC)と合弁会社「騅豊智能科技(Zhuifeng Intelligent Tech)」を設立。第一段階として、広汽トヨタの「鉑智4X(bZ4X)」をベースとしたロボタクシー1000台規模の投入を目指す。
Momenta(モメンタ、北京初速度科技)は5月2日、ウーバーと戦略提携を締結。2026年初めをめどに欧州でロボタクシーサービスを開始する計画だという。
中国の自動運転企業は技術開発とコスト管理で優位性を持つ。一方、ウーバーは国際的なネットワークと運営経験があるため、双方が協力することで自動運転技術の商用化が加速する。また、米中間の技術競争が激化するなか、中国の自動運転企業はウーバーなどグローバル企業との提携を通じて海外市場に参入することで、潜在的な政策・規制リスクを回避することができる。
文遠知行は2024年10月25日に、続いて小馬智行は11月27日に米ナスダックへの上場を果たした。Momentaは24年6月に海外での新規株式公開(IPO)が承認されている。同社もナスダックまたはニューヨーク証券取引所に上場する方針だという。
(36Kr Japan編集部)
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