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中国動画配信大手のBilibili(ビリビリ)が発表した2025年1~3月期決算は、売上高が前年同期比24%増の70億元(約1400億円)となった。主力の広告事業は20%増の20億元(約400億円)、ゲーム事業は76%増の17億3000万元(約350億円)だった。
ゲーム事業では、「Fate/Grand Order(FGO)」や「アズールレーン」など不動の人気タイトルに加え、シミュレーションゲーム「三国:謀定天下(Three Kingdoms Origin)」が売上高を伸ばした。ビリビリの陳睿CEOによると、三国:謀定天下は同社のゲーム運営史上、最速で類型売上高10億元(約200億円)を達成したタイトルだという。
利益率の高い広告事業とゲーム事業の売上高が急増したことにより、売上総利益は58%増と大幅に伸び、売上総利益率は36.3%増と11四半期連続で増加。 調整後の純利益は3億6000万元(約70億円)と黒字を維持した。
平均DAU(1日あたりのアクティブユーザー数)は1億700万人、平均MAU(月間アクティブユーザー数)は過去最多の3億6800万人、ユーザーの1日平均利用時間は過去最長の108分となった。
ビリビリは「UP主」と呼ばれる動画投稿者に対し、広告案件、ライブ配信の投げ銭、オンラインクラス、オリジナル作品の取引プラットフォームなど、さまざまな収益化の手段を提供している。25年1~3月期には、約150万人のUP主がビリビリで収益を得た。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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