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中国のシェアモビリティ大手「哈囉(Hello)」はこのほど、アリババグループの金融会社アント・グループおよび車載電池大手の寧徳時代(CATL)と共同で、上海に新会社「造父智能科技(Zaofu Intelligent Technology)」を設立した。3社それぞれが傘下に抱える投資会社を通じ、初期投資として総額30億元(約600億円)余りを出資。新会社は3社の技術とリソースの強みを生かし、自動運転レベル4の技術開発と自動運転タクシー(ロボタクシー)の事業化を推進する。
Helloはシェアサイクル事業を足がかりに、シェアバイクや自動車のライドシェアサービスなども展開する総合モビリティプラットフォームに成長した。ここ数年はモビリティ事業の強化や海外市場の開拓を進めると同時に、人工知能(AI)の活用を推進するなど、ロボタクシー事業参入に向けた経験を蓄積してきた。
アント・グループは近年、AI基盤技術の研究開発を積極化しており、大規模言語モデル(LLM)や強化学習、エンボディドAIなどの開発に取り組んでいる。これらAI技術のほか、セキュリティとプライバシー保護に関する豊富な知見でHelloのロボタクシー事業を多面的に支える。
CATLは、その先進的な車載電池技術に加え、自動運転モジュールを高度に統合したスケートボード型シャシーを提供する。
Helloのロボタクシー事業のチーフサイエンティストYolanda氏は「既存のロボタクシー企業は、車両製造や技術開発で事業に参入している。当社はモビリティプラットフォームとして、モビリティや車両の維持管理面での強みを生かし、差別化を図る方針だ」とした上で、「当社のロボタクシー事業はすでに100人以上のスタッフを抱え、3年以内の事業化を目指している。今後は国内外の自動車メーカーとの連携を強化し、ロボタクシー専用車の共同開発を進めていく」と述べた。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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