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米アップル製品に詳しい天風国際証券(TF International Securities)のアナリスト・郭明錤(ミンチー・クオ)氏は7月15日に投稿したブログで、アップルが初の折りたたみ式iPhoneに用いるディスプレーの自社開発を断念し、韓国サムスンディスプレイ(SDC)のソリューションを採用する見込みだと明らかにした。折りたたみ式iPhoneの量産は、2026年後半に始まる見通しだという。
ディスプレーには、折りたたみ時の応力を分散・制御する金属プレート(ヒンジ)を搭載し、折り目を目立ちにくくする。SDCと提携する韓国Fine M-Tecが、ヒンジの8割を供給するとみられる。
クオ氏によると、Fine M-Tecは2026年1~3月期から、折りたたみiPhone向けヒンジの出荷を開始する予定だという。ヒンジの単価は1枚あたり30〜35ドル(約4400~5200円)で、26年の出荷量は1300万〜1500万枚に達すると見込まれる。
クオ氏は以前、折りたたみiPhoneの価格が2000〜2500ドル(約30万~37万円)程度になると予測。中国の電子機器受託製造サービス(EMS)大手「富士康科技集団(フォックスコン)」が、今年7~9月期末または10~12月期初めにも、折りたたみiPhoneの生産プロジェクトを始動するとの見通しを示している。
*1ドル=約148円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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