スマホ復活の次は“車の制覇“か。ファーウェイ売上高20兆円、スマートカー事業は「7割増」
中国通信機器大手・ファーウェイ(華為技術)は3月31日、2025年度の年次報告書を発表した。25年通期の売上高は前年比2.2%増の8809億元(約20兆円)、純利益は同8.7%増の680億元(約1兆6000億円)となった。
ファーウェイは過去1年間、堅調な成長を遂げた。既存の基幹事業であるICT(情報通信技術)インフラ事業と端末事業が安定した収益を形成したことに加えて、デジタルエネルギー事業やスマートカーソリューション事業の急速な成長が顕著な業績を押し上げた。
事業別の売上高は、ICTインフラ事業が2.6%増の3750億元(約8兆6000億円)、コンシューマー事業が1.6%増の3444億7000万元(約8兆円)、デジタルエネルギー事業が12.7%増の773億元(約1兆8000億円)、スマートカーソリューション事業が72.1%増の450億1800万元(約1兆円)、クラウドコンピューティング事業は3.5%減の321億6000万元(約7400億円)だった。

ファーウェイとセレスが共同開発した中国の高級電気自動車(EV)ブランド問界(AITO)
中でも、人工知能(AI)を活用した車載デバイスの知能化は着実な進展を見せた。ファーウェイの運転支援システム「乾崑智駕(HUAWEI ADS)」、スマートコックピット「鴻蒙座艙(Harmony Space)」、車両制御システム「乾崑車控(HUAWEI Vehicle Control )」など主要製品の採用規模が拡大を続けている。
ファーウェイは一貫して毎年売上高の10%以上を研究開発に投じており、25年には研究開発費が1923億元(約4兆4000億円)に達し、通期売上高の約21.8%を占めた。
*1元=約23円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)