ARグラス世界首位のXREAL、香港IPOへ 25年売上高は約120億円、7割が海外から

拡張現実(AR)の眼鏡型端末で世界トップシェアを誇る、中国スタートアップ「XREAL(エックスリアル)」がこのほど、香港証券取引所へ正式に上場申請書を提出した。香港株式市場での新規株式公開(IPO)を通じて、さらなる事業拡大を目指す。

XREALは2017年1月に設立され、深圳に拠点を置いている。主力製品には「Air」シリーズ、「One」シリーズ、および「Light-Ultra-Aura」などがある。このうちOneシリーズの2025年の販売台数は11万1300台だった。

市場調査会社・艾瑞諮詢(iResearch)のデータによると、XREALは2022年から2025年まで4年連続で、売上高ベースのARグラス世界市場において首位の座を維持している。また、ディスプレイ非搭載グラスを含むスマートグラス市場全体では、中国第1位、世界第2位となっている。

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財務面を見ると、XREALの売上高は、2023年の3億9000万元(約90億円)から、2024年が3億9400万元(約91億円)、2025年には5億1600万元(約120億円)に達した。依然として純損失を計上してはいるものの、2023年の8億8200万元(約200億円)から、2024年の7億800万元(約160億円)、2025年には4億5600万元(約100億円)へと半減している。

地域別に見ると、海外市場での売上の割合が大きく、2023年から2025年まで3年平均で65%を超え、その割合は年を追うごとに増している。目論見書によると、同社の販売ネットワークはすでに世界40の国と地域にまで広がっている。

グローバル市場で加速するXREALは、すでにグーグル、ソニー、BOSE(ボーズ)などの世界的大手企業と提携関係を築いている。2026年の新たな展開として、台湾PC大手「ASUS(エイスース、華碩)」のゲーミングブランド「ROG」との提携によるARゲーミンググラス「ROG XREAL R1」、より競争力のある価格で幅広いユーザー層にアプローチすることを目的としたAirシリーズの新製品「Project Helen」を投入している。さらに、グーグルと「Android XR」プラットフォーム上で共同開発する次世代フラッグシップ製品「Project Aura」の開発も進めているという。

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*1元=約23円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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