中国固体電池「清陶能源」が香港上場へ、赤字拡大も評価額6500億円
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中国の固体電池メーカー「清陶(昆山)能源発展集団股份(Qingtao (Kunshan) Energy Development Group)」(以下、清陶能源)はこのほど、香港証券取引所への上場に向け目論見書を提出した。同社は以前、中国本土のA株市場への上場を模索していたが実現せず方針を転換した。なお、2026年2月のシリーズHでの資金調達情報によると、調達後の評価額は約279億元(約6500億円)に達しているという。
清陶能源は16年6月に設立された。電気自動車やエネルギー貯蔵システム向けの固液ハイブリッド電池(半固体電池)および全固体電池の研究開発・製造・販売に注力し、主要顧客であり株主でもある上海汽車集団( SAIC Motor)を後ろ盾としている。2026年3月にフランクフルトで開催されたSAIC傘下ブランド「MG」のイベント「MG Tech Day」では、新型EV「MG4 EV Urban」への清陶能源製半固体電池の採用が発表された。同車は欧州市場向け量産EVとして初めて半固体電池を搭載するモデルとなり、2025年下半期(7〜12月)の発売が予定されている。
業績面では急成長が続く一方、赤字幅の拡大も続いている。目論見書によれば、売上高は2023年の2億4800万元(約58億円)から2024年に4億500万元(約100億円)、2025年には9億4300万元(約220億円)へと拡大した。しかし純損失も同期間にそれぞれ8億5300万元(約200億円)、10億元(約230億円)、13億元(約300億円)と膨らんでいる。
*1元=約23円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)