テスラ上海工場生産加速、2020年は販売台数50万台突破を目指す

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4月10日、米電気自動車(EV)大手テスラの対外事務副総裁の陶琳氏は、同社上海工場「ギガファクトリー」の生産ラインについて、現在フル稼働で操業しており、2020年の目標生産台数15万台達成に向けて、生産をスピードアップすると表明した。同工場は現在、世界のテスラ工場で唯一稼動している工場である。

同社が2020年1月に発表した決算報告によれば、2019年テスラのEV出荷台数は、前年同期比50%増の36万7500台。また、2020年第1四半期は新型コロナウイルス感染症流行の影響があったにもかかわらず、世界で10万台超のEVを生産した。2020年は、年間で前年比36%増の50万台以上を販売したい考えだ。現在、中国のEV販売シェアの3分の1をテスラが占めている。テスラは間もなく中国産「Model3」のロングレンジ後輪駆動タイプをリリース予定だとされており、新エネルギー車への購入補助金制度を利用した場合、購入価格は33万9000元(約522万円)まで下がる見込みだ。

最近、テスラ広報は市場の信用を高める狙いから、これまで謎に包まれていた上海工場内部の様子を約1分半のムービーで紹介した。高度に自動化した工場内部はまるでSF映画のようで、従業員よりも多くのロボットが稼働している様子が窺える。

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