WeChatミニプログラムの「お気に入り」登録が50件に拡大、タスクバー進化で使用感大幅アップ

2018年7月13日、WeChatの公式発表によると、最新バージョンのWeChatアプリがミニプログラムのタスクバーをアップグレードするとともに、従来の「星マーク機能(お気に入り登録機能)」を「我的小程序(マイミニプログラム)」として一新することがわかった。

これは、ミニプログラム利用の入り口がよりユーザーに近づくことを意味する。ユーザーは自らのニーズに合ったミニプログラムをより簡単に検索できるようになるうえ、最新のWeChatアプリでは、チャット画面を下にスワイプするだけでタスクバーが表示されるようになる。ここからミニプログラムの使用履歴や「我的小程序(マイミニプログラム)」を開くことができる。

お気に入りのミニプログラムを10個までブックマークできる従来の「星マーク機能」も「我的小程序」へアップグレード。お気に入りの登録は上限50個までに増え、ソート機能もサポートされた。タスクバーをスワイプで引き出したら、「発見→ミニプログラム→最近使用したミニプログラム」とたどると直近で使ったミニプログラムの一覧が表示されるので、ここから登録したいミニプログラムを「我的小程序」に追加できる。

これらの新機能について、iOSユーザーはWeChatをバージョン6.7.1にアップデートすれば使用できる。Androidもまもなく追随するだろう。

2018年、WeChatミニプログラムは継続的に新機能を導入してきた。

・1月16日:ミニプログラムは、友達紹介クーポンサービス(社交立減金)を全面的に公開。業者はソーシャルを通じた集客が可能になり、営業力向上につなげられる。

・1月25日:ミニプログラムとアプリ間のスイッチング機能を追加。アプリ上でミニプログラムへのリンクをシェアし、ミニプログラムへのアクセス時にリンク元アプリの起動をサポート。

・3月29日:ミニプログラムに広告を導入。プラグイン管理インターフェースを追加し、同時に承認済みのサードパーティプラットフォームによるプラグイン追加をサポート。

・4月4日:ミニゲームをサードパーティデベロッパーに全面的に開放。

・5月9日:ミニゲームが「シェア乱用」を禁止、違反したデベロッパーを処分すると発表。

・5月18日:アプリによるミニプログラムの直接起動が可能に。

・6月6日:外部アプリによるミニゲーム起動が可能に。

・6月14日:ミニプログラムでWeChat公式アカウントの記事を直接開くことが可能に。

・6月15日:ミニプログラムとミニゲームコードのソースパッケージが、従来の4Mから8Mに拡張。

ミニプログラム利用はユーザーの日常習慣となった

7月11日に開催された「第7季WeChatオープンクラス」で、WeChat運営陣はミニプログラムのローンチ後16ヶ月間の実績を公表した。それによると、WeChat内のミニプログラムは現在100万件以上に達した。ユーザー1人が1日当たりに起動する回数は4回、うち54%はユーザー自らで起動しているとのこと。ユーザーにとって、ミニプログラムの利用が徐々に習慣化されていることが分かった。さらに、このほどのタスクバー修正でミニプログラムの使用感は大幅に向上し、起動・検索・ソートなど一連の操作が非常に便利になっている。

ミニプログラムの目に見える躍進の背後で、WeChat自身はOS的位置づけを担う“スーパーアプリ”へ進化。さらに、テンセント社自体もニュースアグリゲーター・今日頭条(Toutiao)などの競合に対してトラフィック防衛を行っている。

WeChatが走り出してすでに7年、そろそろ成長は鈍化が見えはじめている。公式アカウントのアクセス数減少・情報過多・ユーザーのモーメンツ離れは、いずれもWeChatが目の当たりにしている問題だ。今年4月12日に開かれた「2018年中国“インターネット+”デジタル経済サミット」で、テンセントCEOのポニー・マー(馬化騰)氏は、「1357戦略(1つの目標・3つの役割・5つのカテゴリー・7種のツール)」の掲げる“7種のツール”のひとつにミニプログラムを挙げた。

ミニプログラムが発表されて1年半近く。ソーシャル・公式アカウント・WeChat Payなどの機能が連動することでアプリに対する優位性が徐々に見えはじめた。“All inミニプログラム”を採用する企業も少なくない。アプリ開発者や企業にとっては、「WeChatユーザー=自社のユーザー」という非常に魅力的な方程式が見えてきた。

日本企業のDXを促進するプラットフォーム「CONNECTO」
無料コンテンツ公開中

最新記事