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【新華社バルセロナ3月4日】世界最大規模のモバイル関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2022」を主催した移動通信の国際業界団体GSMアソシエーション(GSMA)はこのほど、同大会で「モバイル経済2022」と題するリポートを発表した。それによると、世界の第5世代移動通信システム(5G)接続端末数は2022年末までに10億台を超え、25年末までに20億台に達し、モバイル接続の約4分の1を占めるとし、世界の5人に2人以上が5Gを利用できる見込みとなっている。
リポートによると、この成長ペースは移動通信業界が未曽有の速さで進化していることを意味する。5Gは第3世代移動通信システム(3G)、第4世代移動通信システム(4G)の時代に比べ、導入後の18カ月内にモバイル接続に占める割合が5.5%を超えたが、同じ期間では3Gも4Gも2.2%以下にとどまっていた。
5Gの急展開には一連の要因があり、ポストコロナの経済回復、5G端末の販売増加、動画配信サービスの拡張、ネットワークカバーエリアの拡大などが挙げられる。
リポートは、モバイル技術・サービスが21年に世界GDPの約5%に相当する4兆5千億ドル(1ドル=約116円)の経済価値を創出したとし、25年は約5兆ドルの規模に膨らむと予測。
また、中国や韓国、米国など主要市場における5Gの急展開に伴い、4Gの割合は下がり始めると指摘。25年は世界の4G接続端末数がモバイル接続の55%を占め、21年のピーク時の58%を下回ると見込む。
GSMAのアレックス・シンクレア最高技術責任者(CTO)は、3Gまたは4Gが同じ段階に発展した時点に比べ、世界のモバイル接続に占める5Gの割合ははるかに大きいと指摘。また、中南米とサハラ以南のアフリカへの5Gサービス導入は、同技術が世界各地で応用可能になったことを意味しており、世界は今後5Gサービスのより多くの成長と変化を目にするだろうと述べた。
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