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米アップルが部品サプライヤーに通知した出荷目標ガイダンスによると、2026年下半期にも大画面搭載の折りたたみiPhoneが発売される見込みだという。経済紙「中国証券報」が、部品会社関係者への取材で明らかにした。
この部品会社はiPhone向けに複数の部品を供給している企業で、折りたたみiPhoneでも主要部品のサプライヤーリスト入りを目指しており、すでに試作品を提出しテスト段階に入っているという。ただし、主要部品の発注を獲得するには、アップルによる工場監査を受ける必要がある。アップルはサプライヤーの選定後、NPI(新製品導入)のプロセスに入る。
韓国サムスン電子や、中国の華為技術(ファーウェイ)、小米科技(シャオミ)、vivo(ビボ)、OPPO(オッポ)、HONOR(オナー)などのスマートフォン大手はすでに、折りたたみスマホを発売している。アップルの折りたたみスマホ市場参入にも大きな期待が集まる。iPhoneの顧客基盤は大きく、折りたたみiPhoneに対する市場の需要も高くなると予想されるが、販売台数は価格設定に左右されるだろう。
アップルの市場参入で折りたたみスマホの出荷台数が急増し、競合企業もリソース投入を強化する可能性がある。業界関係者は、折りたたみスマホ向け部品サプライヤーも恩恵を受けると分析する。
市場調査会社TechInsightsによると、2024年10~12月期の折りたたみスマホの世界出荷台数は前年同期比18%減の380万台だった。メーカー別の市場シェアではファーウェイが31.2%を占めて1位となり、サムスンは26.7%で2位に転落した。
(36Kr Japan編集部)
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