中国AIインフラ市場、アリババ・クラウドが首位独走 2位・3位合算を凌駕

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米調査会社IDCはこのほど発表した報告書で、2024年の中国AIインフラストラクチャー(AIIaaS)市場について、電子商取引(EC)大手アリババグループ傘下のクラウドサービス「阿里雲(アリババ・クラウド)」が市場シェア23%でトップに立ち、2位と3位の合計を上回ったと明らかにした。生成AIIaaS分野でも、アリクラウドが「トレーニング」と「推論」で市場シェア1位を獲得したと明かした。

大規模モデルの急速な普及を受け、生成AIIaaSが主力となりつつある。IDCの報告書によると、24年下半期(7~12月)の中国生成AIIaaS市場規模は前年同期比2.7倍の87億4000万元(約1750億円)に拡大し、初めてAIIaaS市場の7割を超えた。

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主要企業の24年のAIIaaS市場シェアはアリクラウドが23%、通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)傘下の華為雲(ファーウェイクラウド)が10%、動画投稿アプリ「抖音(ドウイン)」を運営する抖音有限公司(バイトダンス)傘下の「火山引擎(Volcengine)」が9%だった。IDCは、トップ企業が引き続き計算力の規模を拡大してAIモデルの汎化性能を高め、技術とエコシステムの主導権を確立していくとの見通しを示した。【新華社北京】

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