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中国の人工知能(AI)ユニコーン「智譜(Zhipu AI)」は7月2日、上海市で「智譜オープンプラットフォーム産業エコシステム大会」を開催し、浦東創投集団(PDVC)と上海張江集団(Shanghai Zhangjiang Group)から総額10億元(約200億円)の戦略的資金調達を実施すると発表した。中国電機大手の上海儀電および上海浦東発展(集団)と共同で、新たなタイプのAIインフラを建設する計画だという。
智譜AIは今年3月、上海市浦東新区のハイテク産業開発区「張江科学城(Zhangjiang Science City)」に拠点を設け、AIモデル産業エコシステムに加わった。張江科学城のAI産業集積エリア「模力社区」には現在、業界特化型大規模モデル(LLM)企業が約70社集まっている。
同社の張鴻CEOは大会で、新型のマルチモーダル大規模視覚言語モデル(VLM)「GLM-4.1V-Thinking」をオープンソースで公開すると発表した。新型VLMは、画像と文書を同時に扱える大規模推論モデル(LRM)で、LLMの推論能力を向上させる技術「思考の連鎖(Chain-of-Thought)」を導入。回答の正確性、内容の豊富さ、説明可能性の各面で、従来の非推論型視覚モデルを上回る。
10B(100億パラメータ)級のVLMを対象とした28のベンチマークテストをしたところ、GLM-4.1V-Thinkingは23の評価タスクで最高の成績を収め、18のタスクでは8倍のパラメーター数を備えたアリババグループのVLM「Qwen-2.5-VL」(72B)と同等または上回る性能を示した。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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