UXIN上場で痛手 中古車戦線の終結までまだ道遠し

三行要約:

・UXIN新規上場初日、株価が破発(株価が発行価格を下回る)したのち上昇し、7.44%上昇で終値となった。同時期中国概念株価と指数は全面下落した。

・UXIN市場価格は29.67億米ドルで、前回の融資評価額の32億米ドルよりも低く、上場は痛手となった。

・UXIN上場後の状況は、未来瓜子、大搜车、人人车らの発行市場での融資にも影響するであろう。

2.6億米ドルの赤字をうけながら、中古車ネット販売業者の優信(株式コード:UXIN)は6月27日午前ナスダック市場に上場した。株式販売価格は9米ドル、現在の市場価格は29.67となった。

新株取引開始後はジェットコースター式に動いた。始値は10.4米ドルに上昇後急落し、30分以内に破発(株価が発行価格を下回る)した。いったん8.16米ドルまで下がった後、底をついた感じで反騰し、UXINは9.67米ドルという驚愕の終値をつけ、新規上場当日としてはなんとか7.44%の上昇で面目を保つことができた。

前場早々の暴落は、アメリカ株全体の勢いの影響を受ける可能性がある。27日のS&P500指数は0.86%下落し、ダウ平均株価は0.68%の下落、ナスダック指数は1.54%下落した。中国概念株は全面安となった。

ひょっとしたら事前に株価の動向に不利な予測があったのかもしれない、UXINは上場数時間前に株式募集書を、発行金額幅を10.5-12.5米ドルから9米ドルに下げ、総株式数を3,800万株から2,500万株に下げると更新した。募集金額もそれに従い3.99-4.75億米ドルから2.25億米ドルに下げ、それに加えて転換社債、UXINの今回の新規上場での合計募集金額も4億米ドルと下方修正した。

株価下落の後、UXINは7%の株価上昇を死守したが、今の市場価格からみてもUXINはやはり「痛手の上場」と言える。株式募集所のデータに基づくと、UXINの新規上場前の最後の融資は2.5億米ドルで、融資評価額は32億米ドルであった。それ以前、UXINの2017年1月のGターム融資は5.1億米ドルで、融資評価額は36億米ドルであった。しかしながら新規上場当日、UXINの市場価格は29.67米ドルとなった。もしこの基調がロックアップ機関が終了するまで続くとしたら、多くの投資機構は株式の塩漬けの状況に直面するであろう。

かつてUXINの財務予測をした中古車業投資家は36Krに対し、UXINの今回のアメリカ市場上場は実はやむを得なかったのだと表した。彼曰く、新規上場前のUXINは発行市場において困難に直面しており、その原因は2017年の数字が予想を下回り、帳簿上の数字がその当時の高い見込み額を保つことができなかった。

株式募集書の最大のスポットライトである総取引額ですら、一部の投資家や業界内部からの疑いを受けた。UXIN曰く、2017年のネット販売での総取引額は69億米ドル、2016年同時期と比較しても67.0%の上昇で、2018年1-3月期の総取引額は19億米ドル、2017年同時期と比較しても47.8%の上昇とのことである。

この中で、ある投資家は、中古車のネット販売の総取引額に貢献しているのはいくらかの実体店である。実際は伝統的中古車特約店が形態を変えただけであり、取引は完全に実体店からである、実体店がただ中古車ネット販売の銀行売上ルートを使用しているということで、うまくネット販売の総取引額となっている。これが中国中古車ネット販売の総取引額数値を嵩まししていたのであり、UXINはその影響を受けていた一社に過ぎない、と述べている。

2.6億米ドルの赤字もUXINの融資の不利な要素の一つである。2017年初め、UXINは5.1億米ドルの融資を完成し、創業者の戴琨は2017年の黒字化を予定していると表明した。UXINは2017年は利益を獲得できず、さらに赤字も2016年の1.6億米ドルから2.6億米ドルに拡大し、2017年の営業収入は合計3億米ドルであった。

赤字を招いた要素は多々あるが、その中で最も明らかなのは膨大な営業経費であろう。2017年、UXINはイメージキャラクターを王宝強から、オスカー受賞俳優のディカプリオに替え、トランスフォーマーの映画の広告にも参入した。7月初め、UXIN創業者戴琨は36Krの取材に対し、この1年の広告予算は11-12億元と言っていた。全体的に見ても、UXINの2017年の販売及びマーケット経費は22億元に達し、その年の営業利益の19.5億元(約3億米ドル)を超えたのである。

中古車取引は頻度はそれほど多くなく、顧客獲得も難しい。UXINや瓜子等の中古車ネット販売は、基本ブランド広告でオンライン上から顧客獲得を行う。瓜子や人人车等のC2Cモデルの企業は、広告を出すことで同時にユーザーが両ターミナルのためのサイト訪問をもたらすことが可能であるが、UXINはB2B及びB2Cモデルであり、Bターミナルの顧客獲得チャネルとCターミナルのそれとはいささか分かれている、このことがいくばくかブランド広告のサイト訪問回数を減らすことになり、莫大なマーケット経費をそれと同量の利益に変換することができていない。

この問題は、この2、3年のUXINのファイナンス業務の進展に従って、更に際立って見えるようになった。中国の中古車ファイナンス市場の浸透率は、今のところ大部分を実体店のディーラーに頼っている。現在の競争環境において、リベート頼りでのディーラー獲得もまた膨大な支出の1つとなっている。なぜなのか、UXINの総収入の70%の2C業務のうち、ファイナンス収入が80%占めるが、UXINにビジネスモデルのCLMを実現させることができていない、ファイナンス業務自身の構造がまだ不健康である。

「UXINはこれからまもなく、相当大きな未来問題に直面していく、つまり全面的に損失を減らし、最後には黒字化できるかどうかである。これがUXINが直面する唯一の道である、なぜならUXINにはこれ以上言い訳ができるものが何もないからである。」とある中古車企業のCEOが36Krに対して述べている。

しかしながら、UXINの赤字幅の増加は確実に利益を圧迫し、ファイナンスの収益がありがた迷惑になっている可能性もある。2016年と比べても61.5%のマイナスとなり、UXINの2017年の実際の営業収益の増え幅(136.7%)と総収益増え幅(313.4%)よりも低い。

長期的に見れば、UXINの成長性には関心があり、今の数字が出した結論よりは更に楽観的である。自動車流通協会によると、2017年の国内の中古車取引量は1,200.09万台で、2016年同時期より19.4%増加しており、2018年の取引規模は1,500万台近くまでになると予測している。もし将来2,000万台の取引になることを考えると、車1台の価格が7万元でネット販売浸透率の20%の概算を保てば、3,000億元の市場になる。この状況だと、完全に数百億の市場価格の企業になり得るので、今のところUXINは依然としてレースの中で先行きが明るい選手の1人ということになる。

2017年、UXINの営業収入は19.514億元で、2016年よりも136.7%の増加を実現させた。今年の第一四半期の営業収入は前年同期比で93.2%の増加となった。もしUXINがこの伸びを維持でき、同時に赤字を抑えることができれば、今後5年後の中国の中古車市場における高成長期に従えば、40%のシェアを占めるUXINは、依然として市場に良好なイメージを残すことができる。

目下、多くの中古車ネット販売業者関係者は36Krに、今は武器を置き、UXINがアメリカ株式市場で投資家の支持を獲得することを期待していると表明している。2017年11月、中古車金融+取引会社の易鑫は7.7香港ドルの価格で香港株式市場に上場し、株価は下落したままである。昨日までの終値ですでに3.1香港ドルまで下落し、市場価格も194億香港ドルとなり、当初の半分以上下落した。UXINが仮にアメリカ市場で冷遇されれば、同業他社の評価額も連帯的打撃をうける可能性が大いにある。

ある中古車業投資家は、「みんなは今成り行きを見ており、仮にUXINがアメリカ市場で暴騰すれば、瓜子、人人车、大搜车们は稼ぎ続けることができ、この市場を作っていくことができる。UXIN株価が暴落すれば、それに続いて、いくらかの企業は発行市場での融資も困難になりえるかもしれない。」と直言している。

過去3-4年で中古車業の資本は激減した、加えて先頭陣営は戦いに向けての整列を完成させた。現在の客観的状況はみながそれぞれ銃を持ち、絶え間なく過剰に投資を行い、結果中古車ネット業界大戦を引き起こした、そしてそのハーフタイムまではまだはるか先のようでもある。ゆえにUXIN及び同業他社は持久戦の準備を行わなければならない。がその前に、彼らは更に資本金の安定を行い、戦いのための食糧を貯えなければならない。

全ての人は、巨大な価値があるが、水が深く、壁が高い業界で創業することはとても苦難に満ちていると考える。

ナスダック市場の鐘を鳴らす前に、戴琨は「全ての創業の過程において、キーポイントの一里塚に到達できれば、一息つくことができると認識している。しかし毎回経験することはやはり、ネジをさらに締めて気持ちを引き締めていかなければならないということである。なぜならば期待が更に大きくなればなるほど、課せられた任務も更に重くなり、目標までも更に遠くなってしまうからだ」と全世界に対してこう言った。

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