新興EVメーカー「NIO」が2019年第2Q決算を発表 損失額は市場予想を上回る約480億円

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新興EVメーカー「NIO」が2019年第2Q決算を発表 損失額は市場予想を上回る約480億円

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新興EVメーカー「蔚来汽車(NIO)」は24日、2019年第二四半期の業績を発表した。売上高は市場予想の13億900万元(約200億元)を上回る15億800万元(約230億円)で、前期比では7.5%減少した。最終損益は同じく市場予想の29億4400万元(約440億円)を上回る31億9300万元(約480億円)の赤字となり、前期比で27.5%増加した。業績発表後、NIOの株価の下げ幅は拡大し、下落率は20%近くに達して過去最低額を記録した。

第二四半期の納車台数は3823台となった。バッテリーの自然発火事件の影響を受け、ES8の納車台数は3410台で前期の3989台から14.51%減少した。今年6月に納車スタートしたES6の納車台数は413台で、市場のニーズが徐々に高まりをみせている。

NIOの創業者で会長兼CEOの李斌氏は「10月から84kWhバッテリーパックを搭載したES6とES8の納車をスタートする。NEDC(新欧州ドライビングサイクル)での航続距離はES6が510キロ、ES8が430キロとなった。我々はさらなる技術の進歩を通じ製品の競争力を高めることで、販売台数を継続して引き上げていきたい」と述べた。

優先株の累積上昇額を除き、2018年末時点でのNIOの累計損失額は175億元(約2600億元)となっている。これまでの損失予想の影響を受けたほか、米テスラが中国進出を果たしたことで製品が大幅に値下がりしているため、9月23日のNIO株価終値は10%下落し、時価総額は28億5800万ドル(約3100億円)に縮小した。

今年に入って以降、資金不足がNIOを含む新興自動車メーカーの大きな課題となっており、効率的な資金の利用が今後の重点になる。同社は今年の3月および9月に2度のリストラを実施しているほか、「電気自動車のF1」と呼ばれるフォーミュラEのチーム売却や一般管理費の削減により、支出の引き締めも行っている。

李氏は「市場の減速ムードに対応するため、全面的な効率・コスト抑制のための手段を実施し、リソースの投入とリターンを最適化した。これらの措置によって、販売サービスネットワークや研究開発の面でさらなる効率向上と運営のスリム化を図っていく。第三四半期には、世界の総従業員数を2019年1月時点の9900人から7800人前後まで削減する。また年内には、さらなる再編や一部の非中核事業の分割によって、さらなる効率化を図る予定」と述べた。

コスト削減の成果も徐々にみえ始めている。2019年第2四半期のリコール費用を除いた売上原価は前期比9.6%減の16億7370万元(約250億円)、また自動車販売の粗利率はマイナス4.0%となり、前期のマイナス7.2%より改善した。
(翻訳・神部明果)

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