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中国スマホ大手「vivo」、すでに6Gに向けた開発を開始

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今年は5Gが商用されて2年目。中国の5G基地局の数は69万以上となり、ほぼすべての都市に設置された。各スマホメーカーから続々と5Gスマホが発売された効果もあって、5G端末の数は1.6億台を超えた。そのなかで、すでに未来の6Gに目を向けたテック企業も多く、スマホ大手の「vivo」もその一つだ。

vivoの「通信研究院」はこのほど、「デジタル生活2030+」と、「6Gビジョンにおけるニーズと課題」と題する白書を発表し、2030年以降のデジタル生活を展望した。この発表に合わせて、通信研究院の院長である秦飛氏を取材し、5Gと6Gについての考えを聞くことができた。以下がインタビューの抜粋である。

vivo通信研究院院長の秦飛氏

ーー5Gが始まって2年目ですが、現時点での消費者の反応の見ると、5Gになっても4Gとの大きな違いを感じていないようです。

「5Gはインフラだ。インフラが整った後で、各種の実用化の構想が出てくるものだ。今年はコロナ禍にもかかわらず、60万以上もの5G基地局が設置された。しかし、4Gの500万の基地局にはまだまだ届かない。そのため、5Gを利用できる範囲をさらに広げるというインフラの建設が目下の課題だ」

ーー5Gと6Gの最も大きな違いは何でしょうか。

「4G、5Gはデジタル化とコネクティビティが特徴。6Gはこれらに加え、スマート化がある。スマート化とは、通信、計算、保存が融合したものであり、通信にとどまらないサービスを提供することになる。通信とAIの融合も進むだろう」

ーーvivoは6G時代において何を目指すのでしょうか。

「現実世界とデジタル世界をつなぐ架け橋になりたい。具体的な展望は難しいが、コンシューマーエレクトロニクスに集中することは間違いない」

ーー白書では、6G時代の端末としてスマートフォン、AR/VRグラス、ロボットを挙げましたが、より具体的に説明していただけますでしょうか。また、ブレイン・マシン・インターフェースについてのお考えも伺いたいです。

「ロボットについて言うと、2030年以降は多機能な汎用ロボットになるだろう。したがって、目まぐるしく変わるシーンに対応するため、6G時代にはロボットのコネクティビティが大事になるだろう」

「AR/VRグラスは、より軽く、快適になり、さらにスマート化されるだろう。10時間、20時間の長時間使用が当たり前になるため、目を傷つけないように眼科との共同研究が必要になる」

「ブレイン・マシン・インターフェースについては、非侵襲的なものになるのは間違いない。そのうえで脳の動きを正確に読み取らなければならないので、開発にはかなりの困難が予想される」

ーースマートフォンがサービスロボットに取って代わられることはありえますか。

「ないと思う。タッチパネルという方法は非常に便利で、消えることはないだろう。また、未来の世界では、いつでもデジタル世界にアクセスできるように、どこにいても通信でき、一定の計算力を持ち、そしてポータブルな端末が必要になる。これらの特徴をすべて備えたものは、今のスマホと異なる外観となるかもしれない。紙のように折り畳める端末が登場する可能性もある。しかし、通信、計算、ポータブルという本質を考えれば、やはりスマホの一種だと言える」

ーーvivoは6Gのどの分野に注力するのでしょうか。

「大きくは2つ。無線通信、エアインターフェースの新技術と、各種のサービスを統合できるネットワークのアーキテクチャの開発だ」

「すでに大学とともに、通信技術とセンシング技術の融合、エネルギー消耗の少ない通信技術の開発を進めている。しかし、スマホ以外の製品を開発するかどうかは、まだ判断できる段階にない」

(翻訳:小六)

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